セコニック
オートルミ L-158(左)
オートメーター L-188(右)
測光素子の違い |
「セコニック オートルミ L-158」「セコニック オートメーター L-188」は共に1978年に発売された反射光式露出計である。測光素子として「L-158」はセレン光電池、「L-188」はCdSセルを使用している。また「L-188」は電源に、G13型 1.5V酸化銀電池(SR44)1個が必要である。
測定範囲(ISO100)、受光角度は「L-158」はEV 7-17、受光角度 65度、「L-188」はEV 3-18、受光角度 60度である。受光角度は、準広角35 ㎜レンズに相当する。本体の大きさはほぼ同じであるが、厚みはセレン光電池を使用している「L-158」のほうが厚くなっている。
「L-158」はシンプルな構造 |
「測光ボタンが左にあるL-188」 メーターの緑点はバッテリーチェック用 |
「L-188」はジャンクとして売られていたもので、購入時はバッテリーチェックボタンが液漏れによる錆で固着していた。分解清掃でチェックボタンが復活し、通電も問題なく動作した。ただし、このころの露出計は受光素子の劣化による誤差がある恐れがある。最終的には正常な露出計を持つフィルムカメラでどのくらいの誤差があるか知っておいたほうがいいだろう。
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