2019/03/30

FUJIFILM FinePix A203

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix A203
FUJIFILMニュースリリース
背面のモードダイアルは十分大きい。
2002年発売の200万画素デジカメである。記録メディアはxDピクチャーカードを採用している。レンズバリアは鏡胴全体を保護する方法だが、バリアの強度はあまり強くない。手に持った重量は程よい感じで、重くない。
 レンズは38 mm-114 mmをカバーする。電源は単三乾電池二本を使用する。背面モニターの表示はAF動作に連動しない。ズームは上下のシーソーレバーで行う。
上は後継機のA303
青いラインが美しい。
 基本的にオートモードで使用するデジカメである。一応マニュアルモードはあるが、露出補正、ホワイトバランス設定、画像サイズ変更ぐらいしかない。この中では露出補正くらいしか使わないだろう。
 この機体は、背面のモードダイアルが固くて動きが悪かったこと、液漏れ跡が残っていた。本体構造は簡単に分解できるため、分解してモードダイアルの掃除と調整をしたところ、快調に動くようになった。
  後継機のA303は本体はカラーリング以外、
ほとんど同じと知ったのは、A303を買ったあとに知った。


2019/03/27

RICOH 500 GS

今日のジャンク品は……
RICOH 500 GS
赤の指標に緑で表示された値を揃えることで
ほとんどの撮影に対応できる
当時のカメラとしては珍しくISO800に対応している

 1973年に発売された、連動距離計付き35mmレンズシャッターカメラである。このカメラにプログラムEEは搭載されておらず、シャッター速度優先EE、マニュアル露出となっている。レンズは40 mm F2.8の準広角である。
 シャッタースピードは機械式で1/500秒から1/8秒までの7段とB(バルブ)が選択できる。Bは露出計の電源OFF機能を兼ねる。内蔵露出計の電源はLR44で代用できる。
 絞りはF2.8からF16までの6段およびA(AUTO)になる。Aにしておけば、シャッター速度優先EEとなり、露出計に連動して最適な絞り値に設定される。ISO設定はISO25-800まで対応する。
 焦点距離(二重丸、2.5m)、シャッター速度(1/125秒)、絞り値(A)はそれぞれ緑色で描かれている。これらを鏡胴の赤いラインに合わせると、プログラムEE的な撮影が可能になる。日中野外であれば、ピント合わせも不要となる。
  絞りとシャッターが分かれているため、シャッターボタンを押すと、まず絞りが絞り込まれ、続いてシャッターが切れる仕様である。
 この機体は絞り羽の粘りと、セルフタイマーの故障が判明している。しかし,レンズ、露出計、連動距離計、シャッターには不具合はなく、ファインダー、モルトに経年劣化が見られる。モルトさえ直せば使えそうである。

2019/03/25

MINOLTA Hi-MATIC SD2

今日のジャンク品は……

 MINOLTA Hi-MATIC SD2
デート設定方式はAF-Dと同じ軍艦部で行う
Hi-MATIC SD2は5点ゾーンフォーカス式プログラムEEコンパクトカメラである。内蔵フラッシュとデート写し込み機能がついている。レンズは38 ㎜ F2.8 、
電子シャッターと一般的な仕様である。
電池端子部分の錆をミニルーターで研磨して
復活させたが、コンパウンドでよかったかも
5点ゾーンフォーカスは鏡胴のマークを直視タイプではなく、ファインダー内のブライトフレームに描かれたマークに指針が連動して表示される。
 フィルム感度設定はISO25-400まで、これも鏡胴前部、レンズ周囲のリングで
設定する。
 デート設定方式はAF-Dと同じ、というよりはこちらが先なので当然か。
 このカメラは元々不動機と思っていたが、電池端子部分の錆をミニルーターで研磨してみたところ、ファインダー表示、シャッターロック等の動作は行われているため、撮影自体は可能と思われる。
 ただし、セルフタイマーはシャッターが切れず、フラッシュは発光するが、充電完了ランプがつかないという不具合を持っている。
 そのため、日中野外での使用をメインにするしかないようだ。

2019/03/23

MINOLTA Hi-MATIC AF2-M

今日のジャンク品は……
MINOLTA Hi-MATIC AF2-M
ファインダー左には充電完了ランプ、
右には巻き戻し開始レバー
AFカメラにモータードライブによる巻き上げ、巻き戻し(REWINDレバーによる)を搭載したコンパクトカメラである。レンズは38 ㎜ F2.8、ISO感度設定は25-400、ポップアップストロボ、セルフタイマーも搭載している。
端子の腐食錆はミニルーターで削り落とした。
削りすぎないように注意したい
電源は単三電池2本を使用する。本機はジャンクでよくあるバッテリーボックス端子の液漏れによる腐食があった。そのままでは通電していなかったため、綿棒ふき取りでは効果がなく、ミニルーターを用いて電極腐食部を削り落としてみたところ、無事にフラッシュに充電が開始され通電されたことを確認した。
 本機のAFはパッシブ式。AF-Dと異なり、こちらにはシャッターボタン半押しによるフォーカスロックを搭載している。基本的にフルオートに近いので、初心者向けのカメラとしてはこちらの方がいいかもしれない。

2019/03/19

Canon A35 Datelux

今日のジャンク品は……
CANON A35 Datelux(ナイター)
キャノンカメラミュージアム 「A35デートルクス(ナイター)」
1977年、CANONより発売されたコンパクトカメラ。二重像合致式連動距離計を搭載し、フラッシュとデート機能を装備する。
 日付はHi-MATIC AF-Dと異なり、レンズ鏡胴で設定する下部のロック解除ボタンを押しながらダイヤルで設定する。当機には設定ダイヤルに不具合があり、特定の数値に設定できない。
 露出はプログラムEE、ISO感度設定は25-400と当時の一般的なフィルム感度をカバーする。今使用するのであればISO400フィルムの使用をお勧めする。使用レンズは40 mm F2.8と準標準レンズに近い。
 シャッターボタンは巻き上げレバー軸上に設置されているために少々押しにくい。
LR44に簡易アダプタをつけたものを
MR9バッテリの代替としてみた
内蔵フラッシュは手動ポップアップ式。充電には単三電池1本を使用する。露出計等の電源とは別になっているため、フラッシュを使用しなければなくても問題ない。電池蓋はプラスチック製のため、頻繁な開閉は破断のリスクが伴う。
 本機の作動にはH-D型(MR-9)水銀電池2個を使用する。一つは露出計、残りはシャッター作動用とされる。MR-9の代替電池はもっていないので、動作確認にはWebの情報を元に、2mm系のアルミ針金をLR44電池に合うようにしたものをアダプターとして代替使用している。ショートしないように注意する必要がある。

2019/03/17

FUJIFILM Q1 DIGITAL 4.0 Ir

今日のジャンク品は……
FUJIFILM Q1 DIGITAL 4.0 Ir
 面白い形のデジカメだ。一見すると面白デジカメか、トイデジに見える。本機には、ほぼ同じ形状をしたAPSカメラもある。
背面部。操作部は小さめ。
固定焦点のデジカメはデジカメ初期の低価格機に存在したが、これの発売時期では珍しい。光学ファインダーを省略している点は今のデジカメに通じるものがある。ただし、FUJIFILM がつくっているため、光学系に手抜きはみられない。
 見た目からは想像しにくいが、ホールディングは良い方である。但し、左手を添える部分に、USB端子カバーがあり、これが引っかかって外れやすいので注意がいる。USB端子は一般的なmini-Bである。
 電源は単三電池2本を使用するので、電源の不安はないが、記憶メディアはxDピクチャーカードを使用する。メディアを持っていなくても少ないながらも内蔵メモリで撮影することはできる。
 










2019/03/13

SONY Cyber-shot DSC-T1

今日のジャンク品は……

SONY  Cyber-shot DSC-T1
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-T1/
ズームの方法はシーソーレバー

 レンズカバーの開閉は上下に行う。EXILIM EX-V8と違い、見た目はスマートに見える。スタイリッシュデジカメの名ふさわしい。
 本機種はCCD不良問題のリコール対象機種だったようで、調べてみたらDSC-U10も対象だった。修理されているかはわからないが、今のところまだ大丈夫なようだ。もっとも無償修理は終わっているので、壊れればそれで終わり。

 さらにファームウェア ver2へのアップデートがについては、2018年5月10日に配布が中止された (公式 DSC-T1ファームウェアアップデート)。ただし、海外には英語版が残っている。内容はおそらく同じなので必要ならば探してみてほしい。

FUJIFILM FinePix F440

今日のジャンク品は……

FUJIFILM FinePix F440
FUJIFILMニュースリリース

背面とクレードル
FUJIFILMのデジカメFinePix「F」シリーズの一つで400万画素のF440である。兄弟機にF450(500万画素)がある。今回の購入価格はバッテリーとクレードル付で108円。 この機種は充電にクレードルを用いるため、クレードルの付属は非常にありがたい。
充電はDC5V, 1.5A
USBでも充電は可能
 バッテリーの充電はクレードル経由で行う。充電には5V, 1.5Aが必要だけど、
USB ACアダプターとEIAJ 極性統一プラグのついたUSBケーブルで代用できる。今回はポータブルHDD付属の補助電源用のケーブルを使用した。
 使用メディアはxDカードを用いる。xDカードを持っていなくても、12MBの内蔵メモリにより単独でも撮影は可能である。

 実は本機種は購入当初、レンズバリアが完全に開かない症状があった。検索すると、
ブロアでレンズバリアのレール?のゴミを除くと治る場合がある」
との情報を元にエアダスターを軽く吹き付けたところ、正常に開閉動作するようになった。
 このデジカメ最大の懸念はバッテリー。専用のNP-30(CASIOのNP-30とは全く別物)はF440とF450しか使えないことである。入手できる場合は早めに確保しておくべきである。

2019/03/07

PENTAX Optio S30

 今日のジャンク品は……
PENTAX Optio S30 (PC Watchの紹介ページ)

背面液晶は小さく、光学ファインダーも残る。
操作性は悪くない。
PENTAXといえば旭光学、一眼レフのアサヒペンタックスMXを思い出す。当時としては小型の一眼レフは憧れだった。
 本機はOptioブランドの中で単三電池使用の廉価なデジカメになる。フラッシュは充電が出来ないために使用不可。USB端子・AC端子保護用のゴムカバーは脱落している。もっともむき出しでも困らない。
 廉価なデジカメとはいえ、ステンレス製の外装は今のデジカメにはない重量感・安心感がある。持ち歩くなら軽い方がいいと思うけれど、軽すぎると頼りない感じもする。贅沢な不満だ。

電源スイッチはモードダイアルの中央に配置。
ダイアルもしっかり作られている。


2019/03/06

OLYMPUS CAMEDIA C-2 Zoom

今日のジャンク品は……
OLYMPUS CAMEDIA C-2 Zoom
https://www.olympus.co.jp/jp/news/2002a/nr020312c2zj.html

背面部。液晶は小さく、起動後はオフになる。
まだフィルムカメラと同じファインダーが残っている
オリンパスのデジカメといえばCAMEDIAとμシリーズがあり、これは200万画素のカプセル型のCAMEDIA。端子カバーゴムは欠損してる。35 mmコンパクトカメラのような筐体はフィルムカメラから移行をスムースに行えたと思う。
 今回、300円で買った理由は、スマートメディアが中にセットされていたため。場所によっては800円するスマートメディアが、デジカメ付きで300円、確実にメディア狙いである。
32MB のスマートメディアが入っていた。
電源は単三電池2本を使用する。背面液晶はOFFが基本となる。この頃はまだ撮影時に液晶画面を使うのはマクロ時がメインで、フィルムカメラと同様にファインダーの使用が基本だった。
 レンズカバーを開けると電源オンになる仕様であるが、完全に開けないとオンにならないため、当初は故障品と錯覚したほどである。

2019/03/05

コニカ C35E&L

今日のジャンク品は……
KONICA C35 E&L
銘機 KONICA C35からレンズはC35と一緒のまま、連動距離計とセルフタイマーを省略し、ゾーンフォーカス式に変更した廉価版。YASHICA 35-MEとほぼ同じスペック(あちらはセルフタイマーがある)。 本機は綺麗な外観を保ち、レンズもカビは生えていない(モルトは例によってボロボロ)。動作もLR44で動作が確認できている。
ゾーンフォーカスを示すイメージアイコン。
アイコンの下には距離(m)
その下はフラッシュマーク
ところで、当時のコンパクトカメラはMR44という水銀電池を使うことが多かった。代替としてLR44が使う場合、露出計に狂いが生じる(電圧が1.5 Vと高いため、露出値が適正露出より+1/3高く出る)。なので、感度設定を-1/3にする必要がある(ISO 100のフィルムを使う場合、ISO 80に設定する)の注意が必要。
 なお、本機種の説明書はケンコー・トキナーのHPより入手可能である。
軍艦部。当時のコンパクトカメラの一般的な配置

2019/03/04

PENTAX auto110

今日のジャンク品は……
PENTAX 110
 PENTAX auto110

軍艦部。左には専用フラッシュをセットする
110フィルム(ポケットフィルム)の一眼レフがあったんです。後継機にauto110 superがありますが、これは初期の方になります。残念ながら外観はとてもきれいですが、電池ボックスは劣化して破壊されているし、電池を入れても反応しない。シャッターは粘りがひどいので撮影はほぼ不可能です。

2019/03/01

YASHICA 35-ME

今日のジャンク品は……
YASHICA 35-ME

 1974年(昭和49年)の発売だそう。ジャンクコーナーで540円。液漏れもなく、モルトプレーンの劣化以外は問題なさそうだったので購入。
軍艦部。巻き上げ、フィルムカウンター、
シャッターボタン、アクセサリーシュー、
巻き戻しレバーと極めて標準的

 MR-44の代わりにLR-44を入れても露出計が動かない。電池室を再確認して-側接点の錆に気付いた。ミニルータで錆を軽く削り落とし、改めて電池を入れると無事露出計が作動し、シャッターも問題なく動作した。アルミ外装部をアル綿で清掃して、完動・美品のコンパクトカメラとなった。
 当時、距離計連動式コンパクトカメラ(コニカ C35がそのひとつ)から距離計を外し、ゾーンフォーカス方式にして廉価にした機種が多数発売されている。これもその一つ。
ピント合わせは4点ゾーンフォーカス
写真の場合はプログラムEE、ピント位置は1.5m位
比較的多く出回っているとのWeb上の記載もあるが、今回初めて見た。ジャンクでは出てないのかもしれない。 ジャンク扱いでも、距離計がついているものはそれなりの値段がする。ゾーンフォーカス方式のカメラは比較的安い。外装がアルミかプラでも値段は変わる。このカメラのようなタイプは、高くても1000円位で収まる。
電池室、巻き戻しボタン、三脚穴
レンズ部にはピント合わせ用の距離も記載されている
デジカメが主流となった今は使うことはないけれど、私自身のカメラという言葉から想像するイメージは、このカメラに代表されるコンパクトカメラ。
 ジャンクできれいな個体(運がよければ動作品)が見つかればやっぱり買ってしまう。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...