2020/08/25

MINOLTA DiMAGE A1

今日のジャンク品は……
ミノルタ DiMAGE A1
コニカミノルタ ニュースリリース
電子ファインダー、背面液晶は
90度上面へチルトする
ズーム焦点距離は35㎜換算の数値で書かれている
 2003年に発売された「ミノルタ DiMAGE A1」。有効画素数 500万画素、レンズはMINOLTA GTレンズ、35 mm換算で 28 ~ 200 mmに相当する 7倍ズーム、F値は、F2.8 ~ 3.5 。2倍のデジタルズームを搭載する。電源に専用充電池 NP-400 を1 本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(64MB)の他、1GBまでの Microdrive、Type1,  Type2 CFカードに対応する。SDカードを使用したい場合、市販のSD-CF変換アダプタが必要になる。ただし、2GB以上は使えない。
 カメラメーカーらしいのはレンズ焦点距離が鏡胴に35㎜換算値で書かれているので非常にわかりやすい。高性能なGTレンズ28 ~ 200 mmは常用域を全てカバーできるレンズ構成である。
 MINOLTAは私がフィルムカメラの時代から愛用してきたカメラメーカーでもある。もっと早い時期にレンズ交換式デジタル一眼に移行すべきであったが、参入が遅れて十分なシェアをとれず結局カメラ事業から撤退した。老舗メーカーだっただけに残念でならない。

2020/08/14

MINOLTA TC-1

今日の一品は……
MINOLTA TC-1
レンズは至宝のG-ROKKOR 28mm F3.5
その写りは折り紙付きである
1996年に発売された「ミノルタ TC-1」。レンズはMINOLTA G-ROKKOR 28 mm F3.5。シャッター速度は8秒〜1/750秒の電子式レンズシャッター、露出は絞り優先AE、測光方式は中央重点測光及びスポット測光となる。ISO設定はDXコード対応、ISO6~6400まで対応、電源としてCR123Aリチウム乾電池を1本使用する。
G-ROKKORの描写を生かす
ターレット式完全円形絞りは4種類
コンパクトにしてシンプルな軍艦部
表示窓には照明もつく
高級コンパクトカメラ市場に満を持してミノルタが開発した「ミノルタ TC-1」。名刺ケースサイズを目指したその大きさは35 mmフィルムを使うAFカメラとしては非常にコンパクトである。外装にはチタン、グリップ部にシボ革の使用で高級感が漂う。コンパクトながらホールディングや感触は素晴らしい。レンズは高級レンズであるG-ROKKOR 銘の28mm F3.5。レンズシャッターであるが、絞りをターレット式にして4種類の完全円形絞りを取り入れた。レンズ性能と相まってレンズシャッターながら背景ボケも綺麗に写る。モードダイヤルは、AF/MF切替、ISO感度設定、セルフタイマー、赤目低減切替、フラッシュ設定、露出補正が個別に設定できる。設定値の変更はシーソーレバー式、MF中でもAFに瞬時に設定できるAFボタンが独立して設置される。背面上部に電源ボタン、表示窓照明ボタン、視度調整ダイヤル、スポット測光ボタンがある。軍艦部左にまとめた設定値表示は小型のモノクロ液晶にして高級感を損なわないようにしている。フィルム装填は一般的な方法とは逆にグリップ部にパトローネをセットし、ファインダー側に巻き取る方式である。ファインダー内にはピント位置表示を機械式で表示する。ファインダー内で機械的に指針が動く様子は感動ものである。もし持っているのであれば、フィルムを詰めて家族のワンシーンを切り取ってみてはどうだろう。デジカメとは違った写真となることは間違いない。

2020/08/04

HENRYCON A-8000

今日のジャンク品は……
HENRYCON A-8000
造りはそれなりだが、軍艦部の見た目は悪くない
発売日・メーカー不明の「HENRYCON A-8000」。レンズは固定焦点50 mm F6.3。シャッター速度は不明、絞りは2枚でISO100 の時F6.3,8,11,16の4種。

英語で書かれているが、要は固定焦点
αレンズなら距離が記載されている窓には
お天気マーク絞り値が書かれている
まだフィルムカメラが主流だった時代、安価なカメラとして固定焦点のカメラが販売されていた。中には玩具のようなカメラ(トイカメラ)もあった。初期は110ポケットフィルムを使用するものが多かったが、次第に35 mmフィルムに置き換わっていった。本カメラは安価なトイカメラであり、外観はミノルタ α-7000をイメージしたようだ。形式?も「α-7000」ではなく「A-8000」だし、レンズ鏡胴のデザイン、「LENS MADE IN JAPAN」「series 624181」「COLOR LENS」「FOCUS FREE」などツッコミどころ満載の表記も旧ミノルタαレンズのイメージを模している。レンズ先端には保護フィルター的な透明板もついている。αレンズではフォーカスリングになる部分は絞りの選択リングになっている。絞りは2枚羽で形状は正方形、クリックストップ式で4段階の絞りが選択できる。巻き上げはノブ式、順算式カウンターによる撮影枚数の表示窓付、巻き戻しクランク式である。最短撮影距離がわからないが、35 mmではなく、50 mmなので、あまり近くは撮れないと思われる。1.5 m以上離れればまず大丈夫だろう。基本的には日中野外での使用が前提である。ホットシューはあるので、外光オートフラッシュがあればフラッシュ撮影もできる。そういえばクレーンゲームの景品で似たような一眼レフ風トイカメラを取ったことを思い出した。実家に箱入りで放置してあるはず。探してみるか。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...