2022/03/23

Benesse デジタルかんさつカメラ ミニ

今日のデジカメは……
ベネッセ チャレンジ3年生
デジタルかんさつカメラ ミニ
背面は電池ボックスで占められる
下部にはLEDとリセットスイッチ
 「デジタルかんさつカメラ ミニ」はベネッセの進研ゼミ小学講座「チャレンジ3年生」の付録である。有効画素数30万画素、レンズは固定焦点で35 mm換算で約 35 mm(実測)相当 、F値は不明、最短撮影距離は0.1m、手振れ補正機能はない。電源は単3型電池2本、記録媒体は8MBの内蔵メモリーのみである。 ファインダーは素通し、モード切替はレバー式で「つうじょうモード」「タイマーモード」「テレビモード」の三種類である。USBマスストレージクラス対応である。
電源スイッチを兼ねる
モード切替レバーは右側
   進研ゼミのデジカメには「デジカメZ」があるが、こちらは三年生の学習教材として全員に提供されるデジカメである。表示機能は一切なく、Beep音とLEDランプで状態を知らせる。内蔵メモリは電池交換しても撮影画像は消えない。撮影可能枚数はおおむね50枚程。メモリがいっぱいになればPCにつないでコピーした後、削除すればよい。カメラ単体では全削除しかないので注意が必要である。右側に電源スイッチを兼ねたモード切替レバー、左側にmicroUSBコネクタとテレビ出力端子がある。裏蓋の表記とレバーとつなぐ線はモールドである。レンズ周りにはターレット式のフィルタが付属する。「きほん」は素通し、「きらきら」はクロスフィルタ、「ぶんしん」はミラージュフィルタに相当する。非推奨だが穴のない部分はレンズカバー代わりになる。
左側には出力コネクタ
microUSB給電には非対応
 レンズは画像を見る限り35 mm前後(35 mm換算値)と思われる。最短撮影距離10cmをカバーする被写界深度確保のため、F値はかなり暗いと思われる。暗所は苦手だが、日中野外のように十分な光量ならば十分満足できる画像が得られる。しかし、トイデジらしく撮影時間は少しかかるので、撮影が完了するまでに動くと画像がゆがんでしまう。スペック的には低価格トイデジに相当するが、不揮発性内蔵メモリ、マクロ切り替えなしに10cmまで近付けるトイデジはない。画素数は低いものの、使いやすく、近距離撮影が多い子供の特徴をよく考慮されている。学習用としては良いトイデジカメである。






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2022/03/18

macros 手乗りミシン リトコ

今日の品は……
macros 手乗りミシン リトコ MEH-115
手乗りミシン リトコ (株式会社マクロスHP内)
糸は最初からセットされた状態
手前は張力を調整するねじ
  2020年に発売された「マクロス 手乗りミシン リトコ MEH-115」。この「リトコ」は一般的なミシンの形状をしたハンディミシンである。電源は単3型電池を4本、またはUSB接続(5V,2.4A以上)を使用する。付属品はUSBコード(外部電源用)、予備ミシン針、糸通し、ドライバー、ボビン3個(白糸*2,黒糸*1)。白糸のボビン一つは既に本体にセットされ、すぐに使用できるようになっている。開梱するとミシン本体に紫の布が縫製途中のように布押さえに挟まれている。これは動作確認済の証かつ、未使用品であることを示すので誤解のないようにしたい。
この状態で梱包されている
 縫製方法は1本の糸で縫うチェーンステッチである。このステッチは縫い終わりから簡単にほどけるので縫い終わり処理(玉結び)が必要である。チェーンステッチはジーンズの裾上げに使われる縫い方である。糸の供給にはボビンであるが、リトコにはボビンに糸を巻く機能がない。ミシンで糸をまくか、下糸用のボビンを使いまわそう。
 USB給電でも駆動するが、2.4A以上USB-ACアダプタが必要なこととコードの取り回しが煩雑になる。ハンディミシンとして手軽に使うなら乾電池での使用を推奨する。
 実際の使用感としては、縫い速度がかなり早いうえに調整ができない。しっかり縫うには糸の張力の調整が重要である。重量が軽いことと縫製時の振動で本体がかなり動く。本体のすべり止めゴムは効果が弱いので、滑り止めシートを敷いたほうがよい。またアームが短いため、奥行きのある縫製は苦手である。最初は余り布などで練習したほうが良い。一方で簡単に解けるチェーンステッチは幼児服の名札のように後々取り外す必要があるものの縫い付けには良いだろう。



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2022/03/01

KING Style Scope

今日のジャンク品は…… 
KING Style Scope
上が対物鏡筒
下は接眼鏡筒(顕微鏡)
 「KING Style Scope」は万年筆サイズの望遠鏡兼顕微鏡である。発売元は株式会社 浅沼商会(会社HP)。このStyle Scopeの前身はニッカカメラの「NICCA StyleScope」であり、販売元変更に伴い「KING StyleScope」として発売されたものである。鏡筒は2分割構成であり、接眼鏡筒と望遠鏡時の対物鏡筒に分かれている。大きさは最大直径15 ㎜、長さは接眼鏡筒110 ㎜、 対物鏡筒105 ㎜、収納時145 ㎜である。
顕微鏡として使う場合は
このように使用する
 顕微鏡としては単眼式で倍率は50倍、自然光採光式、倒立像である。使い方は接眼鏡筒のみ使用し、斜めにカットされた採光部を光源方向に向け、対物側の鏡筒先端部を観察物に接触させる。ピントは先端部分が触れている平面上に固定されているので、ピント合わせは不要である。解像度は甘いが倍率を考えれば許容範囲内といえる。最近のものは先端部が透明のプラスチック製で光量を確保するが、これは先端部まで金属製であり、光量不足で暗くなりやすい。日光が十分当たる環境ならよいが(日光を直視しない)、それ以外ならLEDライト等の補助光源が必要である。
望遠鏡として使う場合は
このよう伸ばして使う
 望遠鏡としての使用は対物鏡筒と組み合わせる。使用時の長さは190㎜前後まで伸ばす。対物レンズ径は10mm、倍率は10倍、正立像、最短距離は1.2m程である。望遠鏡として使う際は対物鏡筒を伸ばして観察対象に向け、鏡筒の長さを変えてピント調節を行う。正立像であることから望遠鏡というより単眼鏡である。実用性は色収差の影響が見られ、顕微鏡より解像度も低めである。このような兼用道具は妥協点をどこにもってくるのか難しいところではある。
 子供の頃、雑誌の裏表紙に乗っていた怪しげな通販商品に似たものが載っていた気がする。あの頃買っていたらどんな感想を持ったのだろうか。







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Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...