2019/06/24

MINOLTA Hi-MATIC AF

今日のジャンク品は……
MINOLTA Hi-MATIC AF
ケンコー・トキナーHP「Camera History
AF作動&フォーカスロックレバー
その後シャッターボタンを押して撮影する
1979年に発売されたMINOLTAハイマチックシリーズ最初のAFカメラとなるMINOLTA Hi-MATIC AF。以前入手した MINOLTA Hi-MATIC AF-Dのベースカメラである。AFモジュールはハネウェルのビジトロニックAFモジュールを使用している。これは三角測量を利用したパッシブ式のAFであり、コニカC35AF以降、アクティブ方式が普及するまで用いられたAF方式である。レンズはロッコール38 ㎜ F2.8。ミノルタ旧ロゴ、ロッコール名を関したハイマチックは本機が最後である。
内蔵フラッシュはポップアップ式
GNは13
電源はボタン電池から単三型乾電池2本となった。本機に限らず、古いカメラでは液漏れによる損傷が多い。ただし、電極の錆程度の軽度なものであれば動く可能性が高い。
 本機には測距窓の横にフォーカスロックレバーを搭載している。レバーをさげるとAFが働き、合焦したところでフォーカスロックがかかる。その後シャッターボタンで撮影する。ファインダー内のブライトフレーム上部にはゾーンフォーカスと同様のピクトグラムがあり、焦点距離に合わせてピクトグラム上部に1~2つ表示ランプが点灯する。ファインダー内で焦点距離がわかるのはC35AFと異なるところだ。セルフタイマーも搭載されている。AF搭載以降のハイマチックは人気薄だが、もともとミノルタファンなので完動品が入手できたのは幸運である。

2019/06/17

AVOX ADSS-02X

今日のジャンク品は……
 AVOX ADSS-02X
背面は一般的なデジカメに近い配置
電極の構造とシールがおかしなことになってる
電池はシールに合わせて入れる
セントレードM.E(今は株式会社CSME)という会社が2005年頃に発売したCASIOのEX-S1 風の314万画素カード型デジカメである。FinePix S9000のズーム画像との比較ではレンズは48 mm 相当、固定焦点、最短撮影距離1.2 m、絞りはF3である。ISO感度100固定、記録媒体はSDカードと8M 内蔵メモリ、電源は単四型2本を使用するトイデジ仕様。さらにバッテリーボックスの電極が並列仕様(ただし電池は直列に入れる)だったり、動画を撮れるのに、撮った動画をカメラで見られなかったりする。さらにカメラ実機の仕様と説明書(gizport 内PDF)の内容が合っていない。たとえば「背面液晶の説明に測光方式のアイコンの説明がなく、そもそも測光方式についての説明がない。」とか「撮影メニューの測光方式で、カメラはマーク表示であるのに、説明書では「中央」等の文字で書かれている」などといった具合である。他にもたくさんあるがここに書き切れない。箱に同梱されていた説明書は問題なかったのだろうか。

2019/06/12

マルチACアダプター 21W MODEL WS-1218

今日の ジャンク 中古品は……
 マルチACアダプター 21 W  MODEL WS-1218
株式会社日本トラストテクノロジー 製品情報
電圧は右の黄色い切替ダイヤルで行う
電圧により供給可能な電流が異なる
プラグサイズは6種類、センタープラス専用
 小型家電(デジカメも含めて)の多くはACアダプターを使用する。デジカメの場合、外部電源は別売で専用コネクタやダミー電池状のカプラーを使う機種も多い。ジャンクデジカメのような古い機種では外部電源の入手は極めて困難である。ただし、センタープラスのEIAJ極性統一コネクタを使用するデジカメならば、マルチACアダプターが便利だ。本モデルは電圧7段階、コネクタ6種類で42通りの組み合わせが可能である。最大電圧の12 Vで1.8 Aの電流を供給出来るため、大抵の機種に使用できるだろう。ただデジカメの場合、必要な電圧が電圧設定の中間にある場合もある。たとえばCoolPix 775は8.4V、CAMEDIA X-350は3.4V、といった具合である。その場合は電圧の低い方にセットする。5V限定ならば、プラグがついたUSBコードでUSBから電源供給が可能だ。必要なら1AのUSB AC アダブターを使用する(1Aを越えるものはケーブルが耐えられない可能性大)。実際EXILIMシリーズのバッテリー充電は5Vの電圧で専用ドック経由で行っているため、時間はかかるがUSB充電が可能だ。
プラグ付きUSBコード。ジャンクで複数の
プラグサイズが売られている。

2019/06/10

Konica C35 AF

今日のジャンク品は……
Konica C35 AF「ジャスピンコニカ」
ケンコー・トキナーHP「Camera History
レンズ横の距離表示は撮影後にピントの距離を表示する
下のボタンは内蔵フラッシュのポップアップボタン
1977年に世界初の自動焦点調節機能(AF)を搭載したコンパクトカメラであり、今に続くAFカメラの祖であるKonica C35 AF。AFモジュールはハネウェル ビジトロニックである。C35AFに付けられた愛称は「ジャスピンコニカ」。レンズはHEXANON 38 mm F2.8、内蔵フラッシュのGNは14、単三電池二本を使用する。
サクラカラーのシールが懐かしい
レンズ横にある距離表示は、ピントが合った距離が撮影後に表示される。フォーカスロックはない。露出はプログラムAE、設定はISO25~400までのフィルム感度設定とフラッシュ使用時のポップアップボタンだけである。既にAFコンパクトカメラとしてほぼできあがっているのがわかる。
 中央一点AFであるから被写体が端にある場合は工夫が必要であるが、大抵の場合は問題なく撮影できる。当時は自動でピントがあるだけで十分だったのだ。
それにしても40年以上前のカメラでモルトの劣化はあれどきちんと動くカメラがジャンク扱いとは不思議である。

2019/06/03

CASIO EXILIM EX-Z40

今日のジャンク品は……
CASIO EXILIM EX-Z40
カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト | 製品情報
背面液晶は十分な大きさ。カメラボタン、再生ボタン
によるクイック起動はとても便利
わかりにくいが同じ機種、色であるにもかかわらず、
レンズ部周りのの表記色が白とピンクの違いがある。
2004年に発売された「EXILIM EX-Z40」。先代よりバッテリー寿命が2.5倍になった。兄弟機種にEX-Z30がある。発売当時最も売れた機種で、後日カラーバリエションモデルも出ている。400万画素の撮像素子を持ち、搭載レンズはPENTAXとの共同開発であるsmc PENTAX LENS 35~105mm 3倍光学ズームである。同じレンズはOptio Sシリーズでも用いられている。本機の特徴はバッテリー寿命の他にも、背面のカメラ、再生ボタンによるクイック起動、オートパンフォーカス機能、内蔵メモリ、光学ファインダーの搭載など、撮影に失敗しにくい機能を十分に搭載している。
 デザインは奇をてらわず無難に仕上がっていて飽きの来ないデザインである。
 EXILIMシリーズはクレードルを用いる機種が多く、本機種もクレードル経由で充電、USB接続する必要がある。ジャンクでは本体とクレードルが別になっているものが多いので、必ず一緒に購入することをお勧めする。


Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...