2019/05/13

MINOLTA Hi-MATIC AF-D

今日のジャンク品は……

MINOLTA Hi-MATIC AF-D
レンズカバーを装着したところ
※5月13日(月)一部更新
MINOLTA Hi-MATIC AFにデート機能が追加されたコンパクトカメラ。当時のコンパクトカメラのジャンク品は、大抵液漏れによる損傷が多いが、本機は裏蓋のモルト劣化以外は損傷がなく、レンズカバーも付属していた。
 AFモジュールはパッシブ式AFで、フォーカスロックはないようだ。半押しでピント合わせを行い、全押しするとレンズがピント位置まで駆動して露光する。今とは駆動のタイミングが異なる。ピントが狙ったところに合っているかは、ファインダーではわからないため、確認は現像するしかない。
軍艦部
フィルム感度設定はISO25から400。感度の設定変更はレンズ周りのダイヤルで変更する。ASA(アメリカ規格協会、今のANSI)表記も記載されているがISO(国際標準化機構) と内容は同じ。レンズ部下部の小さいレンズはAE センサーである。電源は単三乾電池2本を使用し、電池がなければシャッターは切れない。
本機は初心者向けの仕様としてフィルムを装着後、カウンターの数字が”1”になるまで、シャッターボタンがロックされて巻き上げしかできない。この仕様を知らなければ故障していると勘違いしやすい。
 搭載レンズは38 mm F 2.8と標準的な準広角で使いやすい。46 mmフィルターが使用でき、レンズ、AEセンサーをカバーするが、フィルム感度設定を変更する際は外す必要がある。
 本機のデート機能設定は手動ダイヤル式。巻き戻しクランクのDATE ONでフィルム面に露光される。内容は年(81-95)、月(1-12,A-J)、日(1-31)の設定およびブランク(露光なし)である。右の"DATE RELEASE"を押すと日付設定窓の照明がつき、ボタンを押しながら各日付のダイヤルを回して設定する。現在では使い道がないためか、本機能の有る機種の方がジャンク品では安かったりする。

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