2019/04/28

OLYMPUS μ30 Digital

今日のジャンク品は……
OLYMPUS μ-30 Digital
オリンパス ニュースリリース
背面にはスピーカが新たに追加された
見えないが上面にマイクが追加されている
μ-30 Digital(アイスブルー)はμ-20 Digitalに「音声記録」「新画像処理エンジン」「野外でも見やすい液晶モニタ」「撮影モードの追加」(オリンパス ニュースリリース より)などの改良を加えたもの。μ-20 Digitalでは動画撮影時に音声は記録されなかったが、本機では記録できるようになった。この頃のデジカメにおける動画撮影はおまけのようなもので、積極的に使う機会はなかった。
珍しくロック爪が破損していない
基本操作はμ-10 Digital, μ-20 Digitalと同じなので迷うことはない。そもそも、これらの機種から買い換える人などほとんどいなかっただろうが。
 本機ではμ Digitalシリーズの欠点であるコネクタカバーのロック爪が破損を免れている。μ-10 Digital, μ-20 Digitalと形状が同じであることから、本機から型取りして成形修復が可能かもしれない。

2019/04/26

OLYMPUS μ-20 Digital

今日のジャンク品は……
OLYMPUS μ-20 Digital
オリンパス ニュースリリース
 μ-10 Digitalとほとんど同じ
μ-10 Digital の兄弟機であり、上位機種に相当する μ-20 Digital。違いはレンズバリアの色と撮像素子が400万画素になったこと。ジャンク箱で見つけたとき、μ-10 Digitalと思ったくらいである。バッテリーも同じ、操作性も同じ、コネクタカバーのロック爪の破損しやすさまで同じだったりする。もっとも本シリーズに限らず同じ筐体で撮像素子の素子数の違いで普及機、廉価機と分けるのはそう珍しくはない。
コネクタカバーのロック爪破損も同じ
μ-10 Digital も本機も、コネクタカバーのロック爪破損については、元々本体に使用されているプラスチック素材がロック爪に向いていないのかもしれない。開閉する機会の多い部分であるが、価格を抑えるためにはやむをえなかったのだろうか。この欠損したロック爪については直してみようと思う。幸いロック爪が正常な μ-30 Digital があり、試し用の不動品もあるためCLIP-IT80 で行った造形補修での復元を試そうと思っている。CLIP-IT80 は本体側の固定側が破損していたため、比較的容易に修復できた。こちらはカバー側でかつ柔軟性も必要なため、接着強度をどのように保つかが難しいところである。

2019/04/25

OLYMPUS μ-10 Digital

今日のジャンク品は……
OLYMPUS μ-10 Digital
オリンパス ニュースリリース
背面の操作ボタンは小さめ
フィルムカメラ全盛期、オリンパスμシリーズといえば、大ヒットしたコンパクトカメラであった。その名前を受け継いだコンパクトデジカメがμ-10 Digitalである。
コネクタカバーのロック爪が破損している
CAMEDIAシリーズよりかなりコンパクト、従来μシリーズ同様の流線型デザイン、金属外装初の生活防水機能(水しぶきを防ぐ程度)、撮像素子は320万画素、35 mm-105 mm相当の3倍ズームと一般的な使用では十分な機能を持っている。このカメラに使われるバッテリー( LI-10B )はかなり丈夫で、今でも十分使用できている。この機体は特徴的なスライド式レンズカバーの反応速度が過敏で、少し動くだけで電源OFFになってしまう。
 この機種の最大の弱点は、側面のコネクタカバーのロック爪が破損しやすいことである。所有する3台いずれも破損しているから元々折れやすいのだろう。幸い防水パッキンのおかげでパカパカ開くことはないが、折れてしまうとせっかくの防水性能も無意味になる。もしジャンク品で折れていないものがあればラッキーである。

2019/04/24

OLYMPUS μ-digital 三兄弟



(上)レンズカバーを閉じた状態
(下)レンズカバーを開いた状態

ここまで同じだと潔い
見た目の区別はほとんどつかない

写真は手前から

2019/04/21

Panasonic LUMIX DMC-FZ7

今日のジャンク品は……
Panasonic LUMIX DMC-FZ7
デジタルカメラ DMC-FZ7 商品概要(Panasonic HP内)
背面はデジカメとほぼ同じ
2006年発売の700万画素デジカメ「 LUMIX DMC-FZ7」である。12倍ズームとはかなり魅力的ではある。そのレンズはライカブランドを冠し、36~432mm相当をカバーする。高倍率ズームはどうしても望遠側重視になりやすい。そちらの要望が強いからである。これだけのズーム域をカバーしつつ、絞り値はF2.8~F3.3で抑えている。
軍艦部はまさに一眼レフそのもの
本体はコンパクトな一眼レフといった感じだ。本来なら花形レンズフードが付属するのであるが、既に失われている。レンズキャップも付属していなかったが、こちらについては同じFZシリーズ用のものを100円で入手できた。
 現在のところバッテリーを入手できていないないため、マルチACアダプターが必須である。デジカメでありながら外に持ち出せない。12倍ズームのすごさをなかなか体感できないでいる。

2019/6/19 更新
その後、入手した互換バッテリーでも正常に動いた。

2019/04/20

SHARP EL-K510

今日のジャンク品は……
SHARP EL-K510
1989年に発売されたSHARPの関数電卓である EL-K510。シャープピタゴラス エルシーメイトシリーズの一つ。関数電卓なんて1台あれば十分なのであるが、何となくかっこいいから持っているだけである。能力的には CASIO FX-603P の方がずっと上である(プログラマブル関数電卓だから当然なのだが)。

2019/04/18

FUJIFILM FinePix500

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix500
背面のボタンは CLIP-IT80 より多いが、
基本的には同じ
FinePix500は1998年発売の150万画素デジタルカメラである。CLIP-IT80 を紹介しているが、このデジカメはその一代前の普及機となる。
上面にはレンズバリアの開放ボタンがある
閉めるときはレンズバリアを手動で戻す
  従来通りの大型モードダイヤルは、軽い力で回りクリック感も柔らかい。CLIP-IT80と違い、背面右上のRに合わせて配置されているため、デザインはよい反面ダイヤル操作は窮屈に感じる。
 本体の大きさは CLIP-IT80 に比べ、一回り大きい。その分カメラの保定はやりやすい。電源にはこれまでどおり単三4本、レンズには FUJINON 35 ㎜ (35 ㎜換算) F3.2の準広角レンズと初めてのデジカメとして使いやすい仕様になっている。固定焦点(マクロ切り替え有)、デジタル2倍ズームを搭載している。
 本機には廉価版の CLIP-IT80 では省略されたレンズバリアがある。軍艦部にあるボタンを押すと、下にストンと落とす形でレンズバリアが開くが、これが気持ちよく落ちてくれる。普及機といえども手を抜いていない証拠である。

2019/04/15

FUJIFILM FinePix J30

  今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix J30
FUJIFILMニュースリリース
背面液晶は大きい。写真ではわからないが
この機体では液晶黄変が始まっている
FUJIFILM FinePix J30 は、2009年発売の1,220万画素デジカメである。
 記録媒体はSDカード、32~96ミリ フジノンズームレンズを採用している。3倍ズームは当時一般的であるが、焦点距離はどことなく中途半端である。本体厚みは20 ㎜ぐらいで薄いほうであるが、2007年発売のCOOLPIX S200 のほうがさらに薄く作られている。表面処理が両機で異なり、若干厚みもあるこちらの方が滑りにくい。両機はかなりデザインも似ている。操作性などの使い勝手はこの頃にはかなり洗練されているため、操作に戸惑うことはない。
本機もかなり薄くなっている。
残念なのは、手振れ補正機能が搭載されていないこと。1,220万画素の廉価機にこそ搭載する機能だと思うのだけど、コストがかかく機能だったのだろうか。
 この機体は経年劣化により背面液晶の黄変している。ただし撮影画像には影響しない。
 本機のバッテリNP-45Aは COOLPIX S200 と互換性があるため、本機を購入後にようやくS200 の動作確認が出来た。専用バッテリで使いまわしがきくのはかなり便利である。

2019/04/11

NIKON COOLPIX S200

今日のジャンク品は……
 NIKON COOLPIX S200
COOLPIX製品一覧 (旧製品) | コンパクトデジタルカメラ | ニコンイメージング
背面液晶は大きめ
個人的なイメージで申し訳ないが、フィルムカメラの時代、「ニコン(Nikon)」は一眼レフは得意、コンパクトカメラはイマイチというイメージだった。
  ニコンのCOOLPIXは以前 2100 を紹介した。S200はそれに比べてかなり薄く仕上がっている。
USBコネクタは本体下部
厚みが 2 cm弱となり、デザインも「Nikon」「COOLPIX」の表記がなければ、「EXILIM」や「FinePix」といっても通じるほど似た形状となった。本体はアルミ外装、底面の電池室蓋、コネクタカバー、三脚穴はプラスチック製である。銀色の梨地塗装のため、見た目ではわからないが、強度的に不安が残る部分である。
  レンズは38-114mm相当の光学3倍ズーム、710万画素、 ISO感度は1000までと、特に目立つ機能はない。ニコン独特?のBSS(ベストショットセレクター)も搭載されている。本機には電子式手ぶれ補正機能が搭載されている。ソフトウエアで補正するため、光学式に比べて効果は弱いかもしれない。
 本機で使用するEN-EL10充電池はFinePix J30 の NP-45Aと同じため、使用するときはNP-45Aを共用して使うようにしている。

2019/04/08

HM-N(NR52)型代替電池作った

今日のジャンク品は……
左:HM-N(NR52)水銀電池
右:アクリル製スペーサー
HM-N(NR52)型代替電池(2個使用機用)の作製
HM-N(NR52)型スペーサー。
アルミテープは電線の代用

キャノデートE、ハイマチックなどで使用するHM-N(NR52)型水銀電池は既に入手不可能なため、現在はアダプターを使うしかない。しかし300円のカメラに1個で3千円近くするアダプターは(もったいなくて)使えない。そのため、Web情報(参考元:カメラ修理の扉)を参考に代替品を作製した。
代替電池はLR44を2個シリコンチューブでまとめたもの。
チューブのサイズ合わせ後、アルミテープで固定した。
今回はキャノデートE用として作製することにした。キャノデートはNR52を2個使用するため、一つは電池(LR44電池 2個)を収容し、もう一つはスペーサーで短絡する方式とした。スペーサーは CLIP-IT80 の修復でも使用した「型取り+プラリペア」によりダミー電池を作製し、電極としてアルミテープを+極から-極に届くように貼り付けて作製した。ダミーはプラモデル用のエポキシパテなどでも作製できると思う。代替電源はLR44電池2個を重ね、シリコンチューブでまとめただけである。
 これで2個使用するタイプについては対応できそうであるが、1個しか使わないカメラについては別に作製するしかない。どうしたものか。

CANON Canodate E

今日のジャンク品は……
 CANON Canodate E
キャノンカメラミュージアム「キヤノデートE」
外観の状態は良い
日付は縦表示
発売が1970年と、私と同じ年のコンパクトカメラである「キヤノデートE」。日付写しこみ機能を搭載したカメラである。キヤノデートには初期型の「E」と改良型の「E-N」があるが、これは初期型になる。
 日付移し込み機能は縦に写し込まれる。設定は下部のロックレバーを下げながら行う。
プログラムEE専用なので、基本はAマーク
隣の数字群はフラッシュのGN値
電子制御式プログラムEEシャッターを搭載し、EV1 (4秒、F2.8)から17 (1/500秒、F16)までをカバーする。セルフタイマー、B(バルブ)は省略されている。ただし、電池がなくてもシャッターボタンが押せる(シャッターは切れない)ため、フィルムが1枚無駄になりやすいので注意が必要である。改良型では電池なしでシャッターロックがかかるようになった。感度設定はISO25-ISO400と当時の一般的な設定範囲である。
 レンズはキャノンレンズ 40 mm F2.8の準広角レンズ採用、写りはかなり良いらしい。ピント合わせは二重像合致式である。
 電源はHM-N(NR52)型水銀電池2個を使用する。購入時に水銀電池が入っていたが、当然放電済みである(使用期限は1991年)。そのためやむをえずHM-N(NR52)型代替電池作った
 代替電池により、軍艦部のランプの点灯、シャッター動作は確認できたが、低速側が出ない(4秒露出が出来ていない)、絞りに粘りなど、露出計が正しく動作しているか、適正露出で撮れるかなどは不明である。

2019/04/06

Nikon CoolPix 2100

今日のジャンク品は……

Nikon CoolPix 2100
製品情報 | ニコンイメージング
本体はかなり軽い。ズームはシーソー式。
電源スイッチと間違えないように
2003年発売の200万画素デジカメであるCoolPix2100。3倍ズームニッコール(36 ~108mm相当)を搭載している。電源は単3電池2本、またはCR-3Vリチウム電池、記録媒体にコンパクトフラッシュカードを使用する。
 本体はかなり軽い。バッテリーを入れるとグリップ部に重さが加わるが、持った時のバランスはよくなる。
シャッター周りのレバーが電源スイッチ。
ズーム操作と間違えやすい。
操作性で戸惑うのはシャッター周りのレバーが電源スイッチなこと。ズーム操作はちょうど親指が当たる部分にある。何台もデジカメを持っているとよく間違うので注意。
 本体色がシルバーでレンズ部が黒いパンダカラーはあまり好みではない。レンズ交換式カメラではよくあるが、コンパクトカメラではコストとの兼ね合いもあると思われるが、不格好に見える。
 このデジカメの入手理由は A303 と同じ理由である。すなわち記録媒体目当てである。デジカメ付き2GBコンパクトフラッシュを購入したといえばいいだろうか。
コンパクトフラッシュ2GBが付属していた。

2019/04/04

FUJIFILM CLIP-IT80

今日のジャンク品は……
FUJIFILM CLIP-IT80
FUJIFILMニュースリリース
大型のモード選択ダイヤルは使いやすい
電源スイッチは好みが分かれる
1998年に発売されたFUJIFILMの85万画素デジカメCLIP-IT80。初めて買ったデジカメでもある。
 記録媒体はスマートメディア、電源は単三電池4本である。当時としては小型で携帯性に優れていた。
 40 mm相当のフジノンレンズを搭載し、固定焦点で標準・マクロの切り替え式であるから、「写ルンです」のような感覚で気軽に撮れるデジカメといえる。
購入翌日に破損してしまった電池室の
ロック爪を補修した。
操作性、液晶の性能、視認性などはまだ模索中、発展途上であるので、今の基準で考えるのは無意味である。余分な機能が少ない分、初めて触っても使いこなせるだろう。
 このデジカメには苦い思い出がある。購入翌日に落としてしまい、電池蓋のロック爪を一つ折ってしまった。爪一つでは強度不足による破損の恐れがあったため、テープでとめていた。
 最近、「プラリペア」という造形補修剤を使って修復を試みた。写真では見にくいが、折れた部分をミニルーターでザラザラにし、補強材としてホチキスの針で作製した芯を刺し入れている。残っているロック爪から型取りし、プラリペアを使って折れた爪を再生した。10分程度で型を外し、念のため翌日まで乾燥させた。
 今のところ問題なく使えている。壊れても直せるからいいか。

2019/04/02

CASIO FX-603P (関数電卓)

今日のジャンク品は……
CASIO 関数電卓 FX-603P
 (Wikipedia:FX-603P)
液晶表示も問題ない。
今回はデジカメでではなく、CASIOの関数電卓 FX-603Pである。建設関係ではよく使われていたらしく、専用の測量プログラムも売られていた。海外では人気があるのか、この機種をエミュレートしたスマホアプリがある。
 電源はCR2032リチウムコイン電池を3個使用する。おそらく駆動用とデータ保存用と思われる。リチウム電池は液漏れの心配が少ないのが救いである。液晶はドットマトリクス2行16文字出来るが、文字は小さめである。
バッテリーはリチウムコイン電池CR2032を3個使用。
発売は1990年から2005年まで売られていたものの、販売台数が少ないらしく中古価格も高いもので3万円台になっている。珍しく高価なものを拾った気分である。ちなみにジャンク価格は864円である。
 液晶表示、動作に不具合は認められない。本機種に限らず、関数電卓自体が機種にかかわらず安く売られていることが多い。あまり売れないのか。
 本機の説明書はCASIOのHPにないから、プログラムの仕方も使い方もよくわからない。もっとも当方は関数電卓を使う仕事ではないため、普通の電卓としてしか使わない。
 それでも、関数電卓の持つ魅力にはかなわず4台も転がっている。宝の持ち腐れである。

2019/04/01

FUJIFILM FinePix A303

今日のジャンク品は……

FUJIFILM FinePix A303
FUJIFILMニュースリリース
A203 と全く一緒
FinePix A203 の撮像素子を324万画素に変更したモデル。A203と比較すると、違いは動画の撮影時間が3倍になっていたり、動画撮影時のデジタルズーム倍率が2.5倍から3.2倍に上がっているくらいしかない。
 それだけに、特記することがない。青いラインがきれいだけど、A203と似てると思っていたら、まさかここまで一緒だったとは。
ブルーラインがとても綺麗
この機種もA203も、購入時に背面のモードダイヤルに問題を抱えていた。A203は動きが硬いだけであったが、当機の場合電源オン時からダイヤルを動かしても動画モードからカメラモードや再生ボタンに切り替えられないという、不具合を抱えていた。
購入時にxDピクチャーカードが入っていた。
A203もこれも普及機ゆえに分解は容易である。中の状態を確認したら、モード切り替えスイッチのノッチが元の位置に戻らない状態であった。ピンセットで軽く動かして、元の位置に戻してみたら、あっけなく直ってしまった。ジャンク品の中には簡単に治るものが、格安で転がっていたりする。このタイプのモードダイアルを持っているデジカメは同様の欠陥を持っているかもしれない。
 ほとんど同じデジカメを買った本当の理由は、xDピクチャーカードがセットされたままジャンク箱に入っていたからである。容量は16MBだけれども、系列他店ではメディア単体で300円のものが、同じ値段でデジカメ付きで買えるのである。発売時は付属品扱いだったxDカードが、今はデジカメが付属品みたいな感じになっている。負けメディアの宿命である。



Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...