2022/04/25

HP Pavilion dm1-4303AU

今日のPCは……
ヒューレット・パッカード(HP) Pavilion dm1-4303AU
発売は2013年。主なカタログスペックは以下の通り
  • OS: Microsoft Windows8 64bit
  • CPU: AMD E1-1200 APU 1.4GHz, L2キャッシュ 1MB 
  • メモリ規格:PC3L-12800(1066MHz)SDRAM
  • メモリ容量(標準/最大):標準2GB/8GB
  • メモリスロット:2スロット(標準 空スロット*1)
  • ストレージ:320GB HDD(5,400rpm、Serial ATA対応)
  • 液晶画面サイズ:11.6型  ワイドHDウルトラクリアビュー(光沢液晶)
  • 解像度:WXGA (1,366×768)
  • グラフィックアクセラレーター:Radeon HD 7310(CPU内蔵)、ビデオRAMはメインメモリと共用
  • 有線LAN:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake On LAN対応)
  • 無線LAN/Bluetooth:IEEE802.11b/g/n準拠/Bluetooth® Ver4.0準拠
  • キーボード:85キー(JIS配列準拠)、キーピッチ 18.6mm、キーストローク 1.8mm
  • ポインティングデバイス:マルチタッチジェスチャー対応タッチパッド(オンオフ機能付)
  • インターフェース:HDMI x1、VGA x1、USB3.0 x1、USB2.0 x2、SDスロット x1、マイク入力x1、ヘッドホン・ラインアウト出力x1
  • Webカメラ:HP TrueVision HD Webcam(約102万画素)
  • 本体サイズ・重量:W292 mm x H20.5~34.5 mm x D216 mm、1.53 kg(バッテリー込)
  • バッテリー:646755-001 × 1個
  • バッテリー駆動時間:約4時間(新品時)
  • ACアダプター:65W スマートACアダプター
  • 購入時の状況:メモリ6GB(4GB+2GB)、ACアダプターなし、windows10インストール済、バッテリー不可
右下の機種名ロゴ

1. HPの格安モバイルノートPC
 Pavilion dm1はHPの11.6型モバイルノートPCである。本機のCPUはAMD製のGPU統合型APU(Accelerated Processing Unit)。CPUはIntelのatomシリーズに相当する。
 本機はWindows10 64bitクリーンインストール済みであり、2GBのメモリを4GBメモリに交換し、総メモリを8GBにした。ACアダプターは手持ちで代用しているが、バッテリーを外さないと起動しなかった。液晶周りのベゼルは大きいため画面は小さく見える。液晶の解像度はWXGA 、光沢液晶で明るくて見やすい。
本体塗装面の図柄と天板のロゴ

2. 表面塗装は好みが分かれる
 天板、底面はアッシュブラック (HP ソフトタッチ・インプリント)塗装されている。これは模様付きゴム引きであり、滑り止め効果が高い一方、埃が付きやすい。劣化でべたつきが出る恐れがあるが、現状では劣化は少ないほうである。表面には麻の葉文様のようなデザインが描かれている。これは好みが分かれるところで、模様が不要と思うユーザーも多いだろう。ロゴはシンプルで控えめである。



マザーボードの配置
3. マザーボードへのアクセスは容易
 通常メモリー増設などでマザーボードへアクセスする際はねじ止めされた裏面カバーを外すことが多い。このPCの裏ブタはバッテリー取り外しレバーを引いたまま、裏蓋をスライドさせれば外すことができる。簡単にメモリーとHDDへアクセスできるのでHDDの交換やメモリ増設のちょっとした練習台にもなる。APUが非力なので高速化のためのSSD化やメモリ増設は必須であるが、それも容易なのもこのPCの強みである。


右側にUSB2.0*2、有線LAN、VGA
音声・マイ端子、SDスロット

4. 拡張性は十分、OSは…
 出力インターフェースは十分である。最近のモバイルPCでは省略されている有線LANポートも残っている。VGAだけでなくHDMIポートもあるので、外部モニタにつないでメール、文書整理、あるいはパワーポイントによる発表は困らないだろう。USBポートはUSB2.0*2とUSB3.0*1と特に困らないだろう。
 標準OSはWindows8なので、Windows10までとしたほうが良いだろう。その後はChromeOS、Linuxで延命できるだろうが、そこまでこだわるよりは素直にPCに変えたほうがよい。
左側は電源、USB3.0*1、HDMI、
排風口














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2022/04/22

Canon 110ED20

今日のジャンクカメラは…… 
Canon 110ED20
上面にシャッターボタン、ホットシュー、
ピントレバー、絞りレバー、日付表示
 1977年に発売された「キヤノン 110ED20」はレンズシャッター式ポケットインスタマチック(110フィルム)カメラである。レンズはCANON LENS 26mm F2(35 mm換算で53 mm F2)。ピント合わせは二重像合致式距離計内臓、ゾーンフォーカスマーク併記。シャッター速度は電子制御式1/1000~2秒、機械式1/125秒(X速度)。露出調整はCdSによる絞り優先EE、絞り値はお天気マークによる選択式(F2, F4, F8, F16)。デート機構内蔵、ASA(ISO)感度設定はオートセット式(ISO100、400)。電池は4LR44(4G-13型)を1個使用する。
フィルムカバー内に電池室がある
 110ED20はキヤノンのポケットインスタマチックカメラ最終機である。「ポケットインスタマチックカメラ」より「ポケットカメラ」または「110(ワンテン)カメラ」のほうが一般的には通じるだろう。
 最終機というだけに110カメラとしてここまでのスペックはかなり豪華である。前面にはスライド式のカバーがあり、連動距離計付きファインダー、内蔵露出計、レンズを保護している。唯一フラッシュ内蔵ではない点が残念なところ。ちなみにほぼ同じ時期・価格帯でフラッシュ内蔵35㎜コンパクトカメラ「A35デートルクス」が発売されている。一般的にはそちらを選んだだろう。







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2022/04/18

サンワダイレクト 超音波洗浄機 200-CD037

今日の一品は……
サンワダイレクト 超音波洗浄機 200-CD037
洗浄槽が分離するので
置き場所の選択肢が広い
 「超音波洗浄機 200-CD037」は洗浄槽分離式の超音波洗浄機である。本体重量 1.25kg、本体サイズ W200×D195×H150mm、ケーブル長 1.5m。消費電力 26W、超音波周波数 42kHz、 付属品は洗浄かご、CD-DVDスタンド、アクセサリーホルダー。
一般的な超音波洗浄機は多くが一体型に対し、本製品は洗浄槽が取り外せる点が最大の特徴である。洗浄槽の大きさはW150×D125×H45mm (最大径、容量 750ml) の楕円形(ただし水位の関係上高さは40㎜まで)でCD/DCDが十分入る大きさである。洗浄槽のみを持ち運ぶことができるので、本体を置く場所の自由度が高い。洗浄槽の底面には本体との接続端子があるので、そこだけ濡れていればふき取るようにする。本体には電源、設定、スタートの各ボタンと時間表示版がある。電源スイッチを入れると、標準洗浄時間である180秒を示す。洗浄時間は設定ボタンで最短60秒から最大300秒まで60秒単位で変更できる。
大き目のメガネがぎりぎり入る
あとは洗浄物と水(中性洗剤の併用を推奨)を入れ、蓋をしてスタートボタンを押し、洗浄後は流水で十分すすぐ。
 超音波洗浄機はすごく汚れが落ちると過大評価されがちである。現実には曇り、固着汚れ、錆など落ちない汚れのほうが多い。超音波洗浄機が最も得意とするのは微細な隙間に入り込んだ粉塵汚れや油脂汚れである。代表的なのが眼鏡の汚れ、電気シェーバーやバリカンの刃の切りくず、時計の金属バンドの隙間に入り込んだ砂や皮脂汚れである。例えば眼鏡を洗浄した際に鼻あてやレンズの隙間から出てくる汚れは、普段のふき取りや水洗では気づかない汚れである。なお超音波洗浄機で洗えないものも多いので、説明書等でしっかり確認しておきたい。
 本機は以前超音波洗浄機「TKS-210」として東芝から発売されていた。洗浄かごの形状が、TKS-210の網皿形状から側面のある深いかごとなり、かごごと取り出す際に洗浄物の落下がなくなった。しかしその分容量が若干小さくなっており、TKS-210でぎりぎりだったものは入らない可能性があるので気を付けてほしい。



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2022/04/14

OLYMPUS PEN EES

今日の品は……
OLYMPUS PEN EES
巻き戻しレバー、シャッターボタン、
フィルムカウンター
 1962年に発売された「オリンパスペン EES」は35㎜ ハーフサイズカメラである。レンズは D.Zuiko 3cm (35 mm換算で 42 mm ) F2.8。ピント合わせは3点ゾーンフォーカス式。セルフコッキング式レンズシャッターでシャッター速度は1/30秒と1/250秒、絞り枚数は2枚(F2.8 ~ F22 )。露出調整はセレン光電池によるプログラムEE専用。ASA(ISO)感度設定はISO10~200。フィルム巻き上げはノブ、巻き戻しはクランクで行う。フィルムカウンターは逆算式で手動でセットする。
巻き戻しボタン、三脚穴、裏蓋ロック
フィルム感度設定とゾーンフォーカス指標
写真のピクトグラムは3m
 オリンパスペン EESは自動露出(EE)と3点ゾーンフォーカスを採用したモデルである。  ハーフサイズは、35㎜フルサイズ(ライカ版)の半分となる18mm × 24mmフォーマットである。ハーフサイズカメラの多くは縦構図が基本であるが、京セラ SAMURAIのようにフィルを縦に走らせて横構図で撮影できるカメラも存在する。ハーフサイズのメリットは本体をコンパクトにできること、撮影枚数が2倍になること。一方デメリットはプリント時の引き延ばし倍率が約1.4倍となり、画質の劣化を引き起こした。また撮影枚数が2倍になった分、短期間でフィルム1本を使い切れなくなったこと。さらにプリント枚数は2倍になるため、トータルコストがかかるなどの理由で廃れていった。EE機能はEV8~16まで対応し、シャッター速度はEV11を境に切り替わる。なおフラッシュ撮影時は1/30秒固定となる。セレン光電池円周にはASA(ISO)設定、およびフラッシュ撮影時の絞り値設定ダイヤルが設置されている。シャッターはセルフコッキング式で、露出不足、または露出過多の場合はシャッターロックがかかる(ファインダー内に機械的に赤指標が出現)。
裏蓋は取り外し式
 レンズ円周はピントリングとなっており、ポートレート(1.2m)、グループ(3m)、遠景(15m)にピクトグラムで表示(海外版は文字表記)されている。なおポートレート、遠景では止まらず、さらに回すことができる。ポートレート以下は0.9m、遠景以上は無限大である。フィルムカウンターは手動で設定する必要がある。フィルムを装填して3回の空写しの後、中央のダイヤルを指で押しながら撮影枚数を設定する。なおカウンターはエンドレスで回すことができる。
 本機は傷も少なく撮影可能と思われるが、光量不足時のシャッターロックが不安定である。そのためEE機能に若干の不安が残るが、ネガフィルムであれば問題にならないだろう。ハーフサイズの縦画面はスマホの画像フォーマットに近いため、縦画面での撮影に慣れていれば最初のフィルムカメラとして使ってみるのもよいかもしれない。




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2022/04/11

日立製作所 コードレススチームアイロン CSI-J301-H

今日の一品は……
日立製作所 コードレススチームアイロン  CSI-J301
日立製作所 HP
温度切り替えダイヤルは大きい
スチームは高温のみ
 2018年に発売された「HITACHI コードレススチームアイロン  CSI-J301-H」。消費電力1100W,本体重量775 g。スチーム機能は高温のみ対応、水タンクは本体一体型で容量 80ml、注排水口は直径約15㎜。温度設定は大きめのダイヤル式、最高温度は180℃、最高温度までの加熱時間は約70秒。回転給電台にはコードと注水カップが収納できる。
スチームとドライの切り替えボタン
 本機は必要な機能に絞ったシンプルな構造である。使い方はかけたい温度を設定(必要ならスチーム用の水をいれる)して給電台におき、アイロンのランプが消えれば使用可能である。スチームとドライの切り替えボタンは大きくて押しやすい。スチームは高温のみで、量は多くない。またパワースチーム機能もない。給電台の電気接点はスリット状なので確実にさす必要がある。また回転式の台座になっているので自由に向きを変えらえる。さらに給電台にコードと給水カップを収納できるが、コードの収納にはやや狭い。アイロン使用後はコンセントを抜いて温度を「切」にする。水を入れてあるなら排水し、適当な場所で冷やす。コードレスアイロンはアイロンがけ中に徐々にかけ面の温度が下がる。適正温度を維持するためにはアイロンがけの合間は常に給電台に置くことが大切である。
給電台にはコードと給水カップが
収納できる
 一部サイトにコードレスアイロンはバッテリー内蔵と説明されるが、これはヘアアイロンと混同しているのだろう(ヘアアイロンはバッテリー式)。衣料用コードレスアイロンは蓄熱式、いわゆるかけ面の余熱で行っているものが大半である。
 パワースチームやハンガー掛けスチームはないもの、通常のアイロンがけにはこれで十分である。すでに新生活を始めていると思うが、アイロンは安価なものでよいのでアイロン台とともに持っててほしいものである。




 


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2022/04/05

ALPEX カセット型消磁器 「01イレーサー」

今日の品は…… 
ALPEX カセット型消磁器 01イレーサー
裏面は電池蓋のみ
  1986年頃に発売された「アルペックス カセット型消磁器 01イレーサー」。電源はLR44型電池1個。
 これはカセットテーププレーヤーの録再ヘッドの磁気を除去する器械である。
 カセットテープ全盛時、このような消磁カセットや、カセットヘッドクリーナー(湿式、乾式)は電器屋、レコードショップ(CDショップ)のほかにバラエティショップなどで安価な製品も売られていた。ヘッドクリーナーは持っていてもこれを持っていた人は少なかったのではないだろうか。使用頻度はヘッドクリーナーほど使う機会はなく、音質にこだわるひとでなければ年に1~2回程度で十分だった。
消磁中はLEDが点灯する
一瞬音が出るので音量は0にする
 これは実家に30年以上放置されていたが、問題なく作動している。古いうえにネット上に情報がない。構造はシンプルで、録再ヘッドによってカセット上部の青い消磁ヘッドが押し込まれると消磁ヘッド下の電気接点とつながり、通電を示す赤LEDの点灯とともに消磁が行われる。消磁にかかる時間は1秒。すなわち再生ボタンを押し、1秒後に停止すればよい。
 これを持ち出した理由は、「National RQ-342」の再生ノイズ改善である。使用するとノイズは大幅に減少した。部品の劣化もあるので完全ではないだろうが、実用上は問題ないだろう。購入当時は実際の効果はあまりわからなかったが、今回に関してははっきり差が出た。入手困難な代物だけど、手元にあるなら大切にしてほしいものだ。




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2022/04/02

NHJ Che-ez! Movix

今日のビデオカメラは…… 
NHJ Che-ez! Movix
モニターはここまで
回転機能はない
 2002年に発売された「NHJ Che-ez!Movix(チーズ モビックス)」。有効画素数131万画素、レンズ35 mm換算で 43 mm F3.5。デジタルズームは最大2倍、マクロモード、手振れ補正機能はない。最短撮影距離は1.1m。電源は単3型電池 2本。記録媒体は内蔵メモリー(8MB)の他、128MBまでのSDカードに対応する。
 「Che-ez!(チーズ)」シリーズの中で、動画撮影をメインとした機種で、見た目はDVカメラである。
グリップ部には撮影ボタンと
録再モード切替レバー
 液晶モニターは1.6型回転機能はない。グリップ側の撮影ボタンの前には録再モード切替レバーが配置されている。その他の操作部は背面に集中する。ボタンは電源、モニター表示切替、モード切替、決定の4つ。十字キーの割り当ては上下がデジタルズームおよび選択、右が設定画面、左が戻るである。本体は(W)41mm x (H)74mm x (D)100mm とコンパクトである。私の場合、カメラを構えると親指の先端がMキー、撮影ボタンは人差し指の第一関節下にくるため、操作は少々窮屈であった。 
操作性、応答性は悪い
日本語には非対応
 電池室とSDカード室は本体底面部に分かれて配置されている。なお30秒間操作がないと電源が自動的に切れる(変更不可)。
 安価な中華製デジカメなどでよくみる重いOSが使われており、しかも日本語非対応である。起動時間は実測で5~6秒(起動アニメーションはキャンセル不可)かかり、撮影モード選択メニューが毎回表示される。さらに撮影ボタンを押してから撮影が開始されるまで1秒ほどのタイムラグが存在する。デジタルズームはVGA動画以外で使用できるが、動作はガクガクでスムースさはない。
底面に電池室とSDカード室
 動画フォーマットは Motion JPEG、モノラル音声のAVI形式、画面サイズはVGA, QVGA, QQVGA。最大フレームレートはVGAは秒間8コマ、QVGA, QQVGAは秒間15コマとビデオカメラの性能としては物足りない。静止画については131万画素を生かせるため(トイデジとしては)十分な画質が得られる。静止画サイズはSVGA (Fine, Super Fine)とVGA (Economy)。レンズが固定焦点なのは価格相応だろう。
 旧HPの商品案内では静止画撮影機能を前面に出していた。低価格とはいえ動画カメラとするには性能不足と判断したのかもしれない。後発の「ムービーキャリア」と同じビデオカメラ風デジカメとして使うほうがよさそうだ。





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Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...