2021/12/22

FUJIFILM FinePix AV100

今日のデジカメは……
FUJIFILM FinePix AV100 シルバー
軍艦部は電源とシャッターボタン
 2010年に発売された「フジフイルム FinePix AV100」。有効画素数1,220万画素、レンズはFUJINON ZOOMレンズ、35 mm換算で 32 ~ 96 mm相当の3倍ズーム、F値は2.9~5.2。最大6.3倍のデジタルズームを搭載する。電源は単3形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(9MB)の他、32GBまでのSDカードに対応する。本機は元々海外エントリー向けの機種を国内販売したものなのか、国内のシリーズからは少し外れた感じになっている。単三型電池を使う廉価機種はOEMも多く、メーカーごとの差別化が出しにくい。このクラスは外観も操作系も既に成熟しているので似通ってくるのはしかたがないことである。操作性で特で迷うところはない。いわゆる普通のデジカメである。
液晶表示も見やすい
操作系は一般的な配置
 ただし、32 ~ 96 mmというズーム域は広角側は少し広さが足りず、望遠側は少し寄りが足りないといったところ。足りない分は1歩下がるか、1歩寄ればいい。手振れ補正機能は廉価機だからこそ電子式より補正能力の高い光学式を採用してほしいところ。廉価機は機能の取捨選択が重要になる。この機種は細かい部分で機能選択を誤っている気がしてならない。



















2021/12/03

Nikon COOLPIX 2500

今日のデジカメは…… 
Nikon COOLPIX 2500 
背面操作部は全体の6割程度
スイバル式の欠点でもある
 2002年に発売された「ニコン クールピクス 2500」。有効画素数200万画素、レンズはズームニッコールレンズ、35 mm換算で 37~111 mmに相当する3倍ズーム、F値はF2.7~F4.8。最短撮影距離30cm、クローズアップモード時レンズ前約 4cm。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源は専用リチウム充電池 EN-EL2 を使用する。記録媒体は1GBまでのType Iコンパクトフラッシュカードに対応する。
 本機は赤いワンポイントの塗装剥げが目立つが、ネックストラップ使用時に正式な方向となるように「Nikon」のロゴが配置されているのは「Canon IXY DIGITAL L」と同じである。
首からぶら下げること前提のデザイン
角は丸めて柔らかみを持たせている
「Canon IXY DIGITAL L」の角ばったデザインと対照的に丸みを持たせたやわらかいデザインとなっている。背面の表記は一般的な横表記である。レンズ部はスイバル式で、45度ごとにクリックストップする。他社と違い、レンズ部を囲むフレームがあるのが特徴的で、可動部分の保護も兼ねているようだ。
 スイバル式は初期のデジカメでよく採用されていたが、背面液晶を大画面化には向かず、可動部分のコスト面から次第に廃れていった。

2021/11/18

OLYMPUS FE-46

今日のデジカメは……
OLYMPUS FE-46
文字ではなくアイコンで選ぶ
メニュー画面
 2009年に発売された「OLYMPUS FE-46」。有効画素数1200万画素、レンズはOLYMPUSレンズ、35 mm換算で 36 ~180 mm相当の5倍ズームで、F値は 3.5 ~ 5.6。デジタルズームは最大4倍で手振れ補正機能は電子式(ぶれ軽減機能)。電源は単3型電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(19MB)の他、2GBまでのxDカード、32GBまでのmicroSD(アダプタ「MASD-1」使用時)に対応する。 FE-46は「キャメディア」のブランドを持たない。アダプタ(MASD-1)に対応しているので、持っていればmicroSDが使用できる。これはジャンク品・中古品だとほぼ付属しない。
MASD-1アダプタは入手
しておきたいアイテム
 メモリーカードの挿入口は電池室内に配置されている。撮影メニューはカラーアイコンで表示されるので、文字だけの表示慣れていると新鮮に感じる。ただし詳細項目は一般的な文字表記になる。高倍率ズーム搭載ながら手振れ補正が電子式だけなのは残念。AV100もそうだけど廉価機こそ光学式がいいと思う。
 ちなみにこの個体は撮像素子内にゴミが入り込んでいる。掃除をしようにも老眼が進んで思うように作業ができない。悲しい。


















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2021/11/09

NEC 98NOTE Aile PC-9821 La13/S14

今日の品は…… 
NEC 98NOTE Aile PC-9821 La13/S14
発売は1997年。主なスペックは以下の通り
  • OS: Microsoft Windows98
  • CPU: Intel® Pentium™ 133MHz
  • チップセット: Intel® 430TX
  • メモリ規格:EDO SO-DIMM(144pin)
  • メモリスロット:1基、オンボード16.0MB (+増設メモリ:32MB、現状48MB) 
  • ストレージ:1.4GB HDD
  • 液晶画面サイズ:10.4型  非光沢 TFT液晶ディスプレイ バックライト調整付
  • 解像度:SVGA (800×600)
  • 外付フロッピィディスクドライブ:型番 875542-002(La13専用、標準添付) 
  • PCカードスロット:TYPEII×2スロットまたはTYPEIII×1スロット、ZVポート対応
  • インタフェース:赤外線通信(IrDA規格準拠)、マイク入力、ヘッドフォン出力、専用外付フロッピィディスクコネクタ、専用ポートバーコネクタ
  • ポートバー:型番PC-9821LA-U04、キーボード(ミニDIN8ピン)、マウス(ミニDIN9ピン)、プリンタ(パラレル、ハーフピッチ36ピン)、シリアル(ハーフピッチ14ピン)、ディスプレイ(ミニD-SUB15ピン)
  • 98キーボード:JIS標準配列(英数、かな)、12ファンクションキー・Windowsキー・アプリケーションキー・NUMキー付 
  • ポインティングデバイス:98スライドパッド
  • 本体サイズ・重量:W264xH39xD191 mm、1.8 kg(バッテリー込)
  • バッテリー:PC-VP-BP01 × 2個
  • バッテリー駆動時間:約2時間
  • ACアダプター:NEC PC-9821 NR-U01(ADP52、19.5V 2.4A)
  • 現材の状況:液晶ロック爪破損、バッテリー不可、ヒンジへたり


1. 人生初のモバイルノートPC
  初めて購入したモバイルPC。この機体はヒンジ部分が弱く、購入当初からふにゃふにゃしていた。CPUはPentium 133MHzで当時としても非力であった。メモリは当初8MB増設して24MBで使用していたと思う。カタログ上は最大32MBまでだが、何気なしに他のノートPCで使っていた32MBメモリを差してみたら、普通に使用できてしまった。結局、引退するまで48MBのまま使用した。


2. 専用ポートバーにはコネクタ類が集約
  外出時に不要と思われる出力ポートをポートバーにまとめ、取り外せるようにして本体の小型化を図っている。ポートバーの紛失は、外部コネクタのほとんどを失うことになる。しかしマウス用のコネクタも移したため、外付けマウスを使いたい場合はポートバーが必要になる。さらにロック機能があるため余計な幅も出てしまった。これなら内蔵したほうがよかったと思う。


3. FDDは外付けに
  La13はパームレスト部分に2個のバッテリーを搭載する関係上、FDDは外付けとなった。OSの再インストールには起動用フロッピーディスクと3.5インチフロッピーディスクドライブが必須である。FDDは専用品でコネクタ形状も専用端子なので注意が必要である。中古で買う場合はポートバーと共にセットになっているものを買うようにしよう。

4. 2基のPCカードスロット
  La13はPCカードスロットを2基搭載している。当時はPCカードスロット2基が標準装備だった。下段スロットのみZVポートに対応する。La13はカードスロットをうまく活用した。当時LANカード、SCSIカードは必須、CD-ROMドライブもPCカード対応である。OSの再インストールには元の起動ディスクを修正して、CD-ROMドライブが使用できるようにしなければならない。当時はMS-DOSの知識があったが、もう忘れている。



  














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2021/11/02

CASIO EXILIM ZOOM EX-Z3

今日のデジカメは……
CASIO EXILIM ZOOM EX-Z3 シルバー
背面液晶も大きくなり、背面の操作も
この時点でほぼ固まった
 2003年に発売された「カシオ EXILIM ZOOM EX-Z3」。有効画素数 320万画素、レンズはsmc PENTAX LENS、35 mm換算で 35 ~105 mmに相当する3倍ズーム、F値は、F2.6 ~ 4.8。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源に専用充電池 NP-20 を1本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(10 MB)の他、2GBまでのSDメモリーカードに対応する。三脚穴はレンズの真下にあたる位置に存在する。
レンズ鏡胴はかなり伸びる
 これまで単焦点レンズだったEXILIMシリーズにPENTAXとの共同開発である「スライディングレンズシステム」を持つズームレンズを搭載したデジカメである。以降CASIO EXILIM EX-Z40なども採用している。専用充電池 NP-20 はEX-S1から長く採用している薄型バッテリーで容量に若干不安がある。以降のシリーズもこのデザインがほぼ継承されているので、そのデザインの優秀さを感じる。

2021/10/26

ハードオフで見つけた3品

ハードオフで見つけた 3品
  1. Mini Digital Pocket Scale
  2. macros 電池式ミニホビールーター MEH-78
  3. ヒガシデ ソニックオプティカルクリーナー

  • Mini Digital Pocket Scale
写真には写っていないが
英語の説明書が入っていた
 購入時の価格は330円(税込)。発売メーカー不詳。電源はCR2032 x 1、表示部はライト付き、計量範囲は0.01g~500g。合皮ケースとストラップ、保護カバーが付属する。校正機能、風袋引き機能を有する。上面保護カバーは受け皿としても使用できる。 本体サイズが7.5 X 4.5 X 1.3 (cm)とおもちゃ並みの大きさである。キッチンスケール代わりにしたかったが、さすがに小さすぎた。ストラップはいらないかな。天秤皿が青いのは保護フィルムが貼ったままだからである。精度はともかくこの大きさの皿に乗るもので500 gを超えるものはそうそうないと思うので、スペックとしてはオーバーしてるな。計量方法もいくつかあるが、結局グラム計量しか使わない。
500円硬貨を乗せてみた



皿を乗せると表示が全く見えない






























  • macros 電池式ミニホビールーター MEH-78
ケース内の仕切りは
取っ払ったほうがいいかも
 購入時の価格は550円(税込ジャンク価格)。発売はマクロス社。電池式ミニホビールーターである。電源は単4型アルカリ乾電池 x 2本。本体のほかにビットが10種類(金属ビット、砥石ビットが各5種類)とビット固定アタッチメント x 2が収納ケースに入っている。本体構造はダイソーで600円で売られている3Vミニルーターとほぼ同じで底面の電源構造が異なる。アタッチメント差込口の大きさも微妙に異なるが、使うことは可能。電池はアルカリ乾電池を推奨する。 
10種類のビットは
いずれも研磨用
 交換用ビットは付属の10本のほかに、軸径が2.34 mmのビットを使うことができる。ダイソーで売られているミニルーター用ビットも使用可能だ。乾電池式は、強く押し付けるとビットの回転が止まるくらいトルクが弱いので、切断系ビットは使えない。付属のビットも研磨用である。そのため用途は小口のバリ取り、面取り、成型、研磨である。乾電池式ミニルーターは能力を理解して使用すれば、取り回しがいいのであくまで補助ツールとして使うのがいいだろう。









  • ヒガシデ ソニックオプティカルクリーナー
水槽の底がプラスチックの時点で
超音波式でないことがわかる
 購入時の価格は550円(税込)。発売は株式会社ヒガシデ(東出漆器)。
殻割すると簡素すぎる構造に唖然。
さすがにこれは・・・
電源は単3型乾電池 x 2本。音波(ソニック)洗浄機である。けっして超音波(ウルトラソニック)洗浄機ではない。超音波式と違い、洗浄物の汚れを洗剤(界面活性剤)で浮かせ、浮いた汚れを微振動(バイブレーション)により分離させるようだ。タイマーはないため、適当な時間(マニュアルでは5分)で自分で止めなければならない。電池は並列接続でモーター出力は1.5Vしかない。電気カミソリの刃で洗浄力を試したが、油脂を含むひげカス汚れはほとんど落ちなかった。正直にいえば実用性はほとんどないに等しい。さらに購入時の動作音も騒音レベルである。原因追及のため殻割して内部構造を見てみたら、1個の振動モーターが電源につながっているだけの簡素な構造。ちょっとした夏休みの自由工作として作れそうである。騒音の原因は本体と振動モーターの間に緩衝材がなく、モーター自体が本体とぶつかるため。モーターと本体の間に厚紙を1枚挟むだけでかなり改善する。





























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2021/10/19

Nikon COOLPIX B700

今日のデジカメは……
Nikon COOLPIX B700 ブラック
ニコンイメージング 製品情報「COOLPIX B700」
背面液晶は大きくて見やすい
 2016年発売の「COOLPIX B700」。有効画素数2029万画素、レンズはNIKKORレンズ、35 mm換算で 24 ~1440 mm相当の 60倍ズームでF値は3.3~6.5。デジタルズームは最大4倍で手振れ補正機能は光学式/電子式(動画撮影時併用)。電源は専用充電池 EN-EL23を使用する。記録媒体は512GBまでのSDカードに対応する。
バリアングル式の背面液晶
 このデジカメは「KSI官公庁オークション」の落札品である。光学60倍ズームを搭載したネオ一眼モデルである。本機種は35mm一眼レフでは考えられなかった超広角24mmから超望遠1440 mmまでをカバーする。これだけの高倍率ズームながら望遠側の光量低下はF6.5に抑えている。1000 mmを超える焦点距離はたとえ手振れ補正があっても手持ちでは厳しい。デジタルビューファインダー(DVF)、バリアングル式背面液晶の切り替えはアイセンサーにより自動で切り替わる(手動でも設定可能)。Bluetooth&WiFiの通信機能を持ち、専用アプリ「SnapBridge」に対応し、スマートフォンをリモコン、ビューファインダー、サイズ限定ながら撮影画像をスマホへの移動も可能になる。スマホとの連携はレリーズケーブル、リモコンが不要になり三脚を用いた撮影で重宝するだろう。
光学60倍のズームレンズは
デジタルカメラならでは












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2021/10/12

maxell WS30 slim

今日のジャンクデジカメは……
maxell WS30 slim
背面に移動した操作部
ゴム製の操作ボタンは前機種と同じ
 2001年に発売された「maxell WS30 slim」。有効画素数 35万画素、レンズは 35 mm換算で  42 mm相当の固定焦点、撮影距離は標準モード時 60cm~無限大、マクロモード時 20cm。F値はF3.47。電源に単4形電池(AAA)を 2本使用する。記録媒体は8MB内蔵フラッシュメモリ(USBストレージクラス非対応)である。背面液晶を持たない35万画素の低価格デジカメである。前年に低価格デジカメとして発売され人気を博した「maxell WS30」の後継機にあたる。スペック的には前機種とほぼ同じでTWAINドライバも共通である。変更点はシャッターボタンがプラスチック製になり、操作系は上面から背面に移動した。
前機種より薄いが
若干大きい
薄型化に伴い電源も単4形電池に変更された。レンズは35 mmF4から42mmF3.43(35mmレンズ換算)とやや標準寄りとなった。ガラスレンズに変更されているが、35万画素では気づかないだろう。前機種WS30より1cmほど厚みが薄くなり、高さと幅がわずかに大きい。厚みに比べて高さと幅の増加量がほんのわずかなため、並べなければ薄くなったとだけと思うだろう。本体カラーはパールホワイトとなり、しゃれた感じとなっている。今から使うならおしゃれで薄いこちらが
おすすめだ。
 


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2021/10/05

OLYMPUS CAMEDIA C-1 Zoom

今日のデジカメは……
OLYMPUS CAMEDIA C-1 Zoom
光学ファインダーは
まだ現役の時代
 2001年に発売された「OLYMPUS CAMEDIA C-1 Zoom」。有効画素数125万画素、レンズはOLYMPUSレンズ、35 mm換算で 38~114 mm相当の3倍ズーム、F値は2.4~4.3。最大2倍のデジタルズームを搭載する。電源はCR-V3リチウム電池1個、または単3形電池を2本使用する。記録媒体は4 MB ~128 MBまでの3.3Vスマートメディアに対応する。
上面に残る販促シール
ある意味貴重かも
後継機は「OLYMPUS CAMEDIA C-2 Zoom」である。「デジカメ付きスマートメディア」として購入した。内蔵フラッシュはレンズカバーを開くと必ずポップアップし自動発光モードで起動する。一方で収納はレンズカバーを閉じた後に手で行うため少し手間がかかる。大きさは現在の感覚では大きめであるが、ホールディングはよい。これらはフィルムカメラで得られたの技術の延長線上にある。背面液晶をファインダーとして使う際、AFに非連動なので合焦後に画面が更新されるので注意が必要。メディアの入手性問題あるが、単三電池2本仕様のため軽量で持ち歩くにはいい。

2021/09/28

Hitachi i.mega HDC-508X

今日のデジカメは…… 
Hitachi i.mega HDC-508X
 2007年に発売された「日立 i.mega(アイメガ)HDC-508X」。有効画素数500万画素、レンズは35 mm換算で 44 mmに相当する単焦点固定レンズ、F値はF3.2。最大4倍のデジタルズームを搭載する。撮影距離は標準で1m~無限大、マクロは13 cm~16 cm。電源に単4形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(32MB)の他、2GBまでのSDカードに対応する。
 HDC-504の後継に当たる...のだが、基本スペックは一緒。すなわち外観と形式ナンバーを変えただけである。2GBまでのSDカードに対応しただけ進歩かもしれない。固定焦点なのにシャッター半押しがあるのは、おそらく露出算出のためだろうか。この前後の日立のデジカメは中身はほぼ同じなので、気に入ったデザインのものを一つもってればいいような気がする。

2021/09/21

VISTAQUEST VQ3007

今日のトイデジは……
VISTAQUEST VQ3007 ピンク
背面はいかにも
トイデジカメといった感じ
2008年に発売された「VISTAQUEST VQ3007」。有効画素数320万画素、レンズは単焦点固定レンズ、35 mm換算で 45 mm相当、F値は3.0。固定焦点で撮影距離は0.9 m~無限大 。電源は単4型電池を1本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(16MB)の他、256MBまでのSDカードに対応する。
SDカードは前面脇から挿入
丸いデザインはかわいい
本体のピンクは成形色ではなく塗装。撮影後に無水アルコールで清掃したら裏面の塗装が一部剥げてしまった。まん丸の本体はかわいらしく、持ちやすい。底面には目立たないが自立させるための小さな足がある。POWER/MODEボタン、2桁のモノクロ液晶は「LT-DCBP102」等のトイデジと同じながら、画像サイズの変更などの機能が追加されている。USBコネクタは汎用mini-Bタイプ、PCにつなぐとマスストレージとして認識するので使い勝手はいい。画素数は300万画素でトイデジとしては十分である。内蔵メモリの画像は電池が切れるとすべて失われるため、SDカードの使用を推奨する。カードスロットは前面左に部分日食のように欠けた部分である。本機はPCにつなぐと本機の内蔵メモリは8MBとして認識する。説明書には内蔵メモリ16MBとあるので、壊れているのかもしれない。
 このトイデジを見つけたとき、「VISTAQUEST」のロゴと本体デザイン、色から何かの景品か付録かと思っていた。型番検索して「VISTAQUEST」がメーカー名と知ったときは正直驚いた。まん丸のデザインはほとんど見かけない。トイデジらしくていいと思う。





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2021/09/14

maxell WS30

今日のデジカメは……
maxell WS30
操作部は上面に集中している
ボタンはシリコンゴム製
  2000年に発売された「maxell WS30」。有効画素数 35万画素、レンズは 35 mm換算で  35 mm相当の固定焦点、撮影距離は標準モード時 60cm~無限大、マクロモード時 20cm。F値はF4。電源に単3形電池(AA)を 2本使用する。記録媒体は8MB内蔵フラッシュメモリである。
背面はファインダーと状態表示ランプのみ
左側面には撮影モード切替とUSBコネクタ
 背面液晶は持たないが、35万画素ながら当時低価格デジカメとして人気のあった機種である。翌年には後継機として「maxell WS30 slim」が発売されている。必要な情報は上面のモノクロ液晶に表示される。操作部はカメラ上面に配置され、MODEボタンで設定項目の選択、SELECTボタンで変更となる。撮影枚数は最大80枚、カウンターは順算式/逆算式の切り替えができる。光学式透過ファインダーの下部にLED状態表示ランプ配置される。画像の削除はカメラでも行えるが、画像確認と取り出しはPCに接続して行う。カメラ側USBコネクタはタイプAメスのため、タイプAオス-Aオスケーブルを使用する。取り出しには専用ソフトとTWAINドライバーの導入が必要である(Win10非対応)。PCで見るまでどのように写っているかわからないこのデジカメはフィルムカメラ時代を思い出させるデジカメである。
後継機とのツーショット


















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2021/09/07

RICOH Caplio R1

今日のデジカメは…… 
RICOH Caplio R1(シルバー、ブラック)
ボタンの突出も少なめ
ボタン上の印刷は剥がれやすい
 2004年に発売された「リコー キャプリオ R1」。有効画素数400万画素、レンズはRICOH ZOOMレンズ、35 mm換算で 28 ~ 135 mm相当の4.8倍ズーム(5段階ステップズーム機能付)でF値は3.3 ~ 4.8。デジタルズームは最大3.6倍、手振れ補正機能はない。電源は単3形電池(AA)2本、または専用充電池 DB-50を使用する。記録媒体は内蔵メモリー(12MB)の他、512MBまでのSDカードに対応する。本機は Rシリーズの第一弾で本体の厚みを25mmとしながら、4.8倍ズームを実現するため「Retracting LENS System」を採用した。ようするに「Optioシリーズ」や「EXILIM ZOOMシリーズ」に搭載されている「スライディングレンズシステム」に似た発想である。
三脚穴は中央
電池、SDカードは横から装填
 電源はグリップ部をスライドさせる方法で、手持ちのデジカメでは「FinePix F440」が同じ方法である。スライド式のレンズカバーは心地いい動作である。このデジカメは暗いところではAF精度が落ちる印象がある。薄くて軽量なので手振れをおこしやすい。ステップズーム機能とは28mm、35mm、50mm、85mm、135mmに焦点距離を限定するリコー伝統の機能。同社他機種にも搭載されていたが数回使ったあとズームレンズの利便性をスポイルしている気がして使わなくなった。電源は専用充電池より単三形充電池を使うのが簡単でよいと思う。

2021/08/31

Nikon COOLPIX L11

今日のジャンクデジカメは…… 
Nikon COOLPIX L11
ニコンイメージング 製品情報「COOLPIX L11」
背面は一般的な配置
メニュー画面の文字は見やすい
 2007年に発売された「ニコン クールピクス L11」。有効画素数600万画素、レンズはズームニッコールレンズ、35 mm換算で 37.5 ~ 112.5 mmに相当する3倍ズーム、F値はF2.8~5.2。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源は単3形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(7MB)の他、32GBまでのSDカードに対応する。L11は上位機種 COOLPIX L12からCCD性能ダウンと光学式手ブレ補正、ブレ軽減モードの省略、内蔵メモリの削減などによりコストダウンしている。基本的な操作性は普通だが、このクラスでの光学式手ブレ補正、またはブレ軽減モードの省略はかなり商品選択の幅を狭めている。
単3形電池仕様のデジカメは
電池室のツメが弱点
 同じクラスで手振れ補正(機械式または電子式)をもつデジカメがあれば、ニコンファン以外は大抵手振れ補正のあるデジカメを選択するだろう。ニコンは昔から廉価機(普及機)作りが苦手というのが個人的な印象である。なお本機は電池蓋のロック爪が破損していたため、不動品の蓋と交換してある。蓋の塗装禿が目立つのはそのためである。ジャンク扱いされる単3形電池仕様のデジカメは、大半が電池室のロック機構が破損している。破損原因はおそらく落下によるもの。なぜなら新品で買ったデジカメ2台も落下により電池蓋のロック爪が破損した。落下させたほうが悪いが、構造上ここの強度は弱いようだ。落下防止のストラップは必須である。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...