2019/07/29

PENTAX Optio S4i

今日のジャンク品は……
PENTAX Optio S4i
【PC Watch】ニュース「ペンタックス、3機種のコンパクトデジカメ「オプティオ」」
背面液晶は1.8型。使い勝手は良好
CASIO EXILIM EX-Z40もおなじズームレンズ
を採用している
2004年に発売された「PENTAX Optio S4i」。有効画素数 400万画素、レンズには smc PENTAXズームレンズ 35 ~ 105 mm相当の3倍ズーム、F値は、F2.6~F4.8。最大4倍のデジタルズームを搭載する。このズームレンズは「スライディングレンズシステム」と呼ぶ、レンズ群の内 中央に位置するレンズ群を上にスライドさせて収納することで、薄さを実現している。レンズがズーム鏡筒中央より下に位置しているのはそのためである。同等の機能はおなじズームレンズを使用するCASIO EXILIM EX-Z40も採用している。電源は専用充電池 D-LI8 を使用する。このバッテリーは入手が比較定期容易なFUJIFILM NP-40、Panasonic DMW-BCB7と互換性がある。記録媒体は内蔵メモリー(10MB)の他、2 GBまでのSDカードに対応する。
 本体表面は鏡胴、裏面は十字ボタンに沿ってフレネルレンズのように細かい溝が掘られている。大きさはEX-Z40 より一回り小さい。本機の端子カバーゴムは劣化して紛失している。無くても問題ないが、ゴム部品は古いデジカメでの弱点である。

2019/07/22

TOSHIBA SORA T30

今日のジャンク品は……
TOSHIBA SORA T30
東芝プレスリリース
背面液晶は1.5インチ、感圧式タッチパネル仕様
2002年9月発売の「TOSHIBA SORA T30」。有効画素数324万画素、レンズは 38~76 mm相当の2倍ズーム、F値は、F2.8~4。最大3倍のデジタルズームを搭載する。電源には専用リチウムイオン電池  PDR-BT3を使用する。この電池はCASIO
鏡面仕上げのレンズカバー
ただし、電源とは連動しない
NP-30と互換性がある。充電は本機で行うことが出来、DC入力端子は5V EIAJ極性統一コネクタを使用しているため、USB-DC電源供給ケ-ブルがあればUSB経由での充電が可能である。記録媒体は256 MBまでのSDカードに対応する。鏡面仕上げのレンズカバーは電源スイッチと連動していないため、使用時は先にカバーを開いてから上面の電源スイッチを入れることになる。フラッシュはレンズカバーを開くと必ずポップアップする仕様であるが、発光設定の状態は記憶される。本機の背面液晶は1.5インチTFT液晶であるが、最大の特徴は3DS で採用されている感圧式タッチパネルを採用している。そのため専用ネックストラップにはスタイラスがついていた。

2019/07/16

fpiedi FP500D4

今日のジャンク品は……
fpiedi FP500D4
背面にある電源ボタンは持ち運びの際
誤って電源を作動させる恐れがある
鏡胴は固定されて動かない。レンズ面は
先端になく本体と同じ位置にある
fpiedi(ピエディ)とはアプライドのデジタル家電につけられたブランド名である。500万画素のFP500D4は2006年末に発売された。FP500D4 の機種名は本体には記載されておらず、検索して判明した。EXIFデータでは「Sunplus製 Spca533」となっている。はマクロ機能無しの固定焦点45 mm相当 F3というレンズ、ISO100固定はAVOX ADSS-02Xに近いものがある。電源は単三電池二本、記録媒体は内蔵メモリとSDカードである。小さいながらレンズカバーがきちんと存在している。電源スイッチが本体背面にあるので不用意に電源が入る恐れがある。背面の十字ボタンは右:画質変更、左:画像サイズ、上下:デジタルズームができる。本機のフラッシュはバッテリーマークが1個減ると「電池残量小」表示が出てフラッシュが使用できなくなる(充電できない)仕様。充電池で使用するとフラッシュが使えない可能性が高い。フラッシュを使う場合は新品の乾電池を使用するようにしたい。ジャンクデジカメとしては古参であるが、先日落下により電池室を破損してしまった。

2019/07/08

FUJIFILM FinePix S9000

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix S9000
FUJIFILMニュースリリース
鏡胴の表記は35 mm換算値で書かれている
ズームリングの下にはマニュアル用のピントリング
2005年、「ネオ一眼デジタルカメラ」として富士写真フイルムより発売された「FinePix S9000」。レンズ交換は出来ない一眼レフカメラである。
従来のAF一眼レフとおなじ軍艦部
背面液晶は上下チルト式
ファインダーとは排他利用になる
900万画素の撮像素子は高感度でもノイズが少ないハニカムCCDである。搭載レンズはフジノンレンズ 10.7倍ズームレンズで28 mm~300 mmに相当し、広角から望遠域までカバーできる。専用フードとして花形フードが付属する。広角マクロ以外に最短1cmのスーパーマクロ機能も搭載している。ズームは手動式で操作性は良好である。また、ズームリングと本体の間にはマニュアルフォーカス用のピントリングがある。ただ液晶ではピントの山がわかりにくいこともあって、マニュアルを使う機会は少ないかもしれない。 電源には専用バッテリーではなく、汎用性の高い単三電池を四本用いているため、バッテリーの心配が無い点はありがたい。使用する。記録媒体はxDピクチャーカードとコンパクトフラッシュの二種類が使用できるが、入手性や容量からも発売当時からコンパクトフラッシュの使用になるだろう。本機はフィルムカメラで一般的だった機械式ケーブルレリーズを使用できるのは珍しい。ファインダー(EVF)と背面液晶の二つを搭載し、一眼レフ的に使用するならEVF、コンパクトデジカメ的に使用するなら背面液晶を利用する。ただ切替はMINOLTAのDiMAGE A1のように自動切り替え式ではない点は少々めんどくさい。本格的な一眼レフデジカメを使う前に、本機のようなデジカメで練習してから、一眼レフデジカメに移行してはどうだろうか。

2019/07/01

CANON demi S

今日のジャンク品は……

CANON demi S
キヤノンカメラミュージアム 「デミS」
鏡胴上からシャッター速度、絞り、
ゾーンフォーカス用ピクトグラム
オレンジの針がシャッター速度と
絞りに連動して動く追針
今から55年前の1964年、ハーフサイズカメラが流行した時代にキャノンから発売されたデミS。ハーフサイズ(ハーフ判)とは35 mmフルサイズ(24 mm*36 mm)の半分(24 mm*18 mm)で撮影することで撮影可能枚数を倍に出来るカメラで、1コマのサイズは映画1コマと同じである。レンズはCANON LENS 30mm (43mm相当)F1.7 と明るいレンズが搭載されている。セレン光電池式外光露出計を搭載し、露出計が示す指針位置に追針を合わせる追針合致式という方法で露出を合わせる。ピント合わせは目測、ゾーンフォーカス式でドット・ピクトグラムが何メートルかを示す換算プレートが裏蓋にある。ISO感度設定は25~400まで設定できる。セルフタイマー、ストラップホルダーはない。ストラップは三脚穴に取り付けるものが付属している。55年前のカメラであるにもかかわらず、セレン光電池は作動し、ファインダーの曇りも少なく、レンズのカビも僅かであった。さすがに裏蓋の遮光用モルトプレーンは超劣化により,息を吹きかけるだけで劣化した粉が飛び散るほどであった。
裏蓋にはピクトグラムと距離の関係を示す
がある。15m=無限大と考えていい
ハーフ判は構造上、スマホ、ケータイと同じ縦画面となるため、記念写真が主な使い方では横画面の方が使いやすく、2倍撮れる反面、画質は劣化するため、ブーム終焉後は、京セラの「SAMURAI」がでるまでほとんどでなかった。しかし、スマホの普及で縦画面が一般的な画像フォーマットとなり、フィルムカメラを新鮮に感じる今の世代には、縦画面に撮影する本機のようなハーフ判カメラを自然に受け入れるかもしれない。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...