2021/08/31

Nikon COOLPIX L11

今日のジャンクデジカメは…… 
Nikon COOLPIX L11
ニコンイメージング 製品情報「COOLPIX L11」
背面は一般的な配置
メニュー画面の文字は見やすい
 2007年に発売された「ニコン クールピクス L11」。有効画素数600万画素、レンズはズームニッコールレンズ、35 mm換算で 37.5 ~ 112.5 mmに相当する3倍ズーム、F値はF2.8~5.2。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源は単3形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(7MB)の他、32GBまでのSDカードに対応する。L11は上位機種 COOLPIX L12からCCD性能ダウンと光学式手ブレ補正、ブレ軽減モードの省略、内蔵メモリの削減などによりコストダウンしている。基本的な操作性は普通だが、このクラスでの光学式手ブレ補正、またはブレ軽減モードの省略はかなり商品選択の幅を狭めている。
単3形電池仕様のデジカメは
電池室のツメが弱点
 同じクラスで手振れ補正(機械式または電子式)をもつデジカメがあれば、ニコンファン以外は大抵手振れ補正のあるデジカメを選択するだろう。ニコンは昔から廉価機(普及機)作りが苦手というのが個人的な印象である。なお本機は電池蓋のロック爪が破損していたため、不動品の蓋と交換してある。蓋の塗装禿が目立つのはそのためである。ジャンク扱いされる単3形電池仕様のデジカメは、大半が電池室のロック機構が破損している。破損原因はおそらく落下によるもの。なぜなら新品で買ったデジカメ2台も落下により電池蓋のロック爪が破損した。落下させたほうが悪いが、構造上ここの強度は弱いようだ。落下防止のストラップは必須である。

2021/08/24

SONY Cyber-shot DSC-T1(2台目)

今日のジャンクデジカメは…… 
SONY Cyber-shot DSC-T1(S)シルバー(2台目)
ボタン類は小さめで使いずらい
大画面液晶も画素は粗い
 2003年に発売された「ソニー サイバーショット DSC-T1」。有効画素数510万画素、レンズはCarl Zeiss Vario-Tessarレンズ、35 mm換算で 38~114 mm相当の3倍ズーム、F値は3.5~4.4。最大2倍のデジタルズーム(プレシジョンデジタルズーム時)を搭載する。電源は専用充電池 NP-FT1を使用する。記録媒体は512MBまでのメモリースティック デュオ(PROデュオ)に対応する。ジャンク箱には動作未確認品としてころがっていた。DSC-T1はCCDリコール対象機種であり、これが修理済かは不明。CCDが死んでいる可能性もあったが、現状では大丈夫そうだ。
当初ロゴが残っていたが、
シールをはがず際に剥がれてしまった
 バッテリーも完全放電しておらず、極端な劣化はなさそうだ。ただし日付保存用の内部バッテリーは死んでいるので、バッテリーを外すたびに日付の設定が必要(ジャンクデジカメあるある)。本体正面の「SONY」ロゴは、シールをはがすときにシールの糊で剥がれてしまった。レンズカバーと電源は連動しているが、それとは別に電源ボタンが上部に用意されている。まだ手振れ補正機能は搭載されていないため、レンズ性能を生かすためにもしっかり構えることを心掛けたい。

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2021/08/17

SHARP POCKET COMPUTER PC-1480U

今日の品は……
SHARP POCKET COMPUTER PC-1480U
発売は1988年。主なスペックは以下の通り
  • CPU:SC62015  CMOS型 
  • 動作クロック:2.3MHz 
  • ROM:128 Kb
  • RAM:32KB (専用RAMカードにより合計96KBまで拡張可能)
  • テキスト表示:40桁 x 4行、キャラクタ 5×7(ドット)
  • グラフィック:240x32
  • 本体サイズ・重量:200 x 100 x 14 mm、265g
  • バッテリー:単四型乾電池(AAA) x 4
Nintendo Switch lite
との比較
 SHARP PC-1480Uは大学生協(UNIV.CO-OP)ブランドのポケコンである。ベースモデルは「PC-E500」。同じ年にSHARPから高校向けのポケコン「PC-G801」が発売されている。ポケコンとしては両者はかなり異なる。RAMの容量は32KB、増設も可能である。また「PC-G801」にはないグラフィック表示機能、BEEP音も搭載されている。プログラム言語はBASIC、機械語に対応、ほかに関数電卓、統計回帰計算ができる。キートップは硬質シリコンゴム製でPC-G801にはないプログラムファンクションキー(PF1~PF5)が配置、各機能ごとによく使う命令が割り振られている。
背面には電池室と拡張RAMカード
増設コネクタが配置
 本機にはBASICの命令にPC-G801にはないプログラミング時に自動的に行番号を振る「AUTO」命令がある。行番号を振らなくて済むので便利だった。このポケコンは親に購入してもらった唯一のコンピューターである。大学時代には情報処理としてBASICプログラムの授業があり、命令は多少異なるが練習には十分役立った。その後は関数電卓として、時には付属していた活用集に掲載のゲームプログラムを打ち込んでゲーム機の代わりに遊んだりしていた。卒業後も仕事で使う濃度計算式をプログラムして使用していた。ベースモデルの「PC-E500」を探しているが、いまだに手に入れられない。2021年現在、手持ちの本機は購入から既に33年が経過し、カバーや本体に傷がみられるものの目立った故障は見られない。時々思い出したように動かしてはしまい込むを繰り返している。おそらく故障しても手放すことはない。死ぬまで手元に残したいコンピュータである。

SHARP POCKET COMPUTER PC-G801

今日の品は…… 
SHARP POCKET COMPUTER PC-G801
発売は1988年。主なスペックは以下の通り
  • CPU:Z80A互換  CMOS型 
  • 動作クロック:3.54MHz 
  • ROM:64 Kb
  • RAM:8KB、使用可能領域 5,859 bytes 増設不可
  • 液晶表示:テキスト 24桁 x 4行、キャラクタ 5×7(ドット)、グラフィックなし
  • 本体サイズ・重量:215 x 100 x 18 mm、306g
  • バッテリー:単三型乾電池 (AA)x 4
Nintendo Switch liteとの比較
 「SHARP PC-G801」は高等教育機関向けモデルである。本機のRAMを32KBに増設し,ブザーを追加して「PC-E200」として市販されていた。CPUに8bitパソコンでよく使われたZ80の互換品を使用、プログラム言語はBASIC、CASL、機械語に対応し、それ以外に関数電卓、テキストエディタの機能がある。キートップは硬質シリコンゴム製、2021年現在、発売から33年たつも劣化はほとんど見られない。液晶画面に劣化は見られず、コントラストの調節も可能。単三乾電池を使う電池室は経年劣化による緩衝スポンジの劣化はあるものの、よくある液漏れもなく綺麗であった。大学生協モデル「PC-1480U」というポケコンを大学入学時に購入しており、期せずして同じ年発売の教育機関向けポケコンを手に入れたことになる。
裏は電池室のみ
本体は厚みを感じる
 どちらも教育機関向けではあるが、機体構成、使用できるプログラム言語も異なる。また本機は「PC-1480U」に比べ、幅で5㎜、厚みで4㎜ 大きい。RAM容量も8KBしかないが、これは”いかに少ないメモリを効率よく使うか”を学ぶチャンスでもある。高校学習用としてメモリ容量は少ない気もするが、価格等の兼ね合いもあったのだろう。BASICはプログラム言語としては比較的簡単で、学習用にはわかりやすい。少し理解すれば、簡単な計算式をプログラムして実行するくらいならだれでも使えるだろう。
 教育コンピュータはノートPCやタブレットにその役目を移行し、ポケコンはその役目を終えている。しかし乾電池で動くレトロなコンピューター「ポケコン」の魅力は、今でも発揮し続けている。

2021/08/10

exemode DC504

今日のジャンク品は……
exemode DC504
背面のボタン配置は一般的
設定内容も普通だが...
 2007年に発売された「エグゼモード DC504」。有効画素数514万画素、レンズは35 mm換算で 35 ~ 105 mm相当の3倍ズーム、F値は2.8~4.8。デジタルズームは最大4倍。電源は単3形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(16MB)の他、2GBまでのSDカードに対応する。
飽和度って...何?
  廉価デジカメを販売していたエグゼモード。500万画素の本機はかなり初期に発売された機種である。モードダイヤル以外のボタン類はちいさめだが、配置、操作性は一般的でデザインもよい。OSは動作が少し緩慢であるが廉価機ではよくあることだ。設定の項目そのものは一般的なものばかりなのだが「飽和度」という項目に戸惑い、かなり悩んでしまった。色々調べて飽和度とは色飽和度=彩度のことだと理解した。普通に使う分にはほとんど設定変更しない項目であるが、日本語化の際に翻訳内容の修正はしなかったのだろうか。

2021/08/03

OLYMPUS μ-9010

今日のジャンク品は…… 
オリンパス μ-9010 シャンパンゴールド
大きい背面液晶
ダイヤル式は難しい
 2010年に発売された「オリンパス ミュー  9010」。有効画素数1,400万画素、レンズはオリンパスレンズ、35 mm換算で 28 ~ 280 mm相当の10倍ズーム、F値は3.2 ~ 5.9。のデジタルズームは最大5倍。電源は専用充電池 LI-50B を使用する。記録媒体は内蔵メモリー( 2 GB)の他、32GBまでの  SD/SDHCカードに対応する。本体カラーはシャンパンゴールドのみ。本機はハイビジョン動画(動画サイズ 1280×720pixel、 動画圧縮方式はMPEG-4 AVC / H.264) 撮影に対応したデジカメである。
10倍ズームのため鏡胴はかなり伸びる
 USBコネクタはオリンパス ミニ12ピン平型、バッテリーの充電もこれで行う。広角から望遠域までカバーする光学10倍ズームと内蔵メモリ2GBで、画像だけならカメラだけで完結する。手振れ補正はCCDシフト式手ぶれ補正(光学式)と高感度撮影(電子式)を組み合わせた「DUAL IS」とし、高倍率ズーム撮影時の手振れを極力抑えられるようになっている。ハイビジョンでの動画撮影もできるので本機があれば、たいていの撮影はカバーできる。一台くらいはこんなデジカメを持っていたい。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...