2019/12/31

OLYMPUS μ1020

今日のジャンク品は……
OLYMPUS μ(ミュー)1020
オリンパス ニュースリリース
背面液晶はμ1060より若干小さめ
MASD-1アダプターの有無で価値が大きく変わる
2008年に発売された「µ(ミュー) 1020」。有効画素数 1010万画素、レンズはオリンパスレンズ、35 mm換算で 37~ 260 mmに相当する7倍ズーム、F値は、F3.5~5.3。最大5倍のデジタルズームを搭載する。電源は専用リチウムイオン充電池 LI-50B。記録媒体は内蔵メモリー(約15 MB)の他、2 GBまでのxDピクチャーカード,8 GBまでのMicroSDカード(MASD-1使用,ファームウェア Ver1.1)に対応する。以前紹介した OLYMPUS μ1060は本機発売から半年後に発売された後発モデルである。μ1020は有効画素数が10万画素多いが、実用上の差はほとんど無い。そのほか内蔵メモリが少なかったり。背面液晶が若干小さかったりするが、レンズの仕様、画像処理エンジン、MicroSDへの対応など基本はμ1060とほぼ同じなので、どちらを買っても損はない。リチウムイオン充電池 LI-50Bは他社と互換性があるので入手は比較的容易だろう。本機は μ1060同様、MASD-1アダプター対応機だが、ジャンクでは付属しないと考えた方がいい。本来アダプターに対応しているデジカメも、xDしか使えないという理由(思い込み)でジャンクに転がっていることがある。MASD-1を持っているなら十分実用になる。

2019/12/16

FUJIFILM FinePix A800

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix A800
FUJIFILMニュースリリース
背面はおなじみのわかりやすい配置
デュアルスロットのため、xDの他に
SDカードが使用できるのは大きい
2007年に発売された「FUJIFILM FinePix A800」。有効画素数830万画素、レンズはFUJINON ZOOM レンズ、35 mm換算で 36 ~ 108 mmに相当する 3倍ズーム、F値は、F2.8  ~ 5.2。最大6.9倍のデジタルズームを搭載する。電源に単3形電池を 2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(10 MB)の他、 2 GBまでのxDピクチャーカードと32 GBまでのSDカード(ファームウエア v1.10)に対応する。高感度の第6世代のスーパーCCDハニカムHRの採用している。機械式手振れ補正はないため、手振れに対しては高感度化で防いでいる。富士はこのカメラのように排他利用のxDとSDのデュアルスロットに対し、オリンパスはMASD-1アダプターでmicroSDに対応させた。SDカードへの移行期間中の対応方法ではあるが、アダプターが不要のデュアルスロットのほうが使い勝手がいいのは確かだ。本機のようにデュアルスロットに気付かなくて投げ売りされていることもある。見つけたらラッキーだ。

2019/12/09

SONY Cyber-shot DSC-WX100

今日のジャンク品は……
SONY Cyber-shot DSC-WX100
商品情報 DSC-WX100 (SONY HP)
背面液晶は大きく、方向キーではなく
ジョグダイヤル式である
MS デュオシリーズの他にSDカードが使える
USB端子はmicroUSBでバッテリーへの充電も可能
 2012年に発売された「DSC-WX100」。有効画素数 1820万画素、レンズはSony Lens、35 mm(静止画4:3時)換算で 25~250 mmに相当する光学10倍ズーム、F値は、F3.3~5.9。最大40(18M)~153(VGA)倍のデジタルズームを搭載する。電源に専用充電池 NP-BN(またはNP-BN1)を1個使用する。記録媒体は内蔵メモリー(19MB)の他、SD/SDHC/SDXCカード,MSメモリースティック デュオ、メモリースティック PRO デュオ、メモリースティックPROデュオ(High Speed)、メモリースティック PRO-HG デュオに対応する。メモリースティックを自社デジカメで採用していたSONYも、カードスロットを両方兼用としてSDカードへ対応した。バッテリーへの充電はスマホ、タブレットでもおなじみのmicroUSB端子から行い、使い勝手はよい。カメラとしては高感度に弱い印象を受ける。高画素数であるゆえに、気になるのかもしれない。コンパクトデジカメの市場をスマホが奪った結果、この画素数のカメラでさえ500円で買える時代になったようだ。

2019/11/25

powershovel sun&cloud

今日のジャンク品は……
powershovel sun&cloud
 sun&cloud (株式会社パワーショベル sun&cloud HP)
クランクレバーは本体右側。右上は丸いシャッターボタン、
下部にレンズバリア開閉レバー
  2013年に発売された「powershovel sun&cloud」。有効画素数300万画素、レンズは無名レンズ、35 mm換算でおおよそ mmに相当する。F値は不明。最大 倍のデジタルズームを搭載する。電源は内蔵充電池で交換はできない。記録媒体は16 GBまでのmicroSDカードに対応する。ピント合わせは3点ゾーンフォーカス、フラッシュの代わりにLEDライトが内蔵され、単独で使用可能となっている。変わっているのは充電方法で、miniUSBでの充電のほか、太陽電池、ハンドクランクによる充電が可能となっている。
本体左側には電源ボタン、ストラップホール、
miniUSB端子、microSD差し込み口がある
背面液晶は荒くで画質もよくない
見た目は古いテレビに似ている
太陽電池やクランクレバーでの充電は災害時の補助機能くらいに考えておくのが賢明だ。本機の欠点はデジカメとしての使い勝手はよくないことだ。レンズ下部にあるピント合わせレバーはマクロを示す赤いドット以外に表示がないし、シャッターボタンは出っ張りがなく、場所も本体右上部にあって押しにくい。正面、左右に比べ背面はモニター以外に再生ボタン、3つのショートカットボタン、LEDライト点灯レバー、中心にボタンのある方向レバーが配置されてる。バランスよく配置されているため、すっきりした印象であるが、表示が少なすぎて戸惑うことが多い。フラッシュの代わりに、スマホでおなじみのLEDライトが搭載されている。これは単独のライトとしても使用可能だ。ただしあまり明るくない。なにより電池交換できないことは致命的だ。
 個人的にはこの形状ならば、2眼レフのように上面に液晶、前面にシャッターボタンを設置するのはどうだろうか。

2019/11/19

RICOH リコマチック110Xポケットデラックス

 今日のジャンク品は……
RICOH RICOHMATIC 110 X POCKET DELUXE
 リコーイメージング株式会社 HP(リコーカメラ全機種リスト)
ピントはゾーンフォーカス式、Lはシャッターロック、
左に見えるのはマジキューブ接続端子
本体下部に巻き上げレバーがある
 1973年に発売された「リコマチック110Xポケットデラックス」。搭載レンズはカラーリケノン 25mm、35mm換算で51mmに相当する。F値はF2.8。電源にMR9電池1個使用する。使用フィルムは110フィルムである。110フィルムが発表された当初、高機能なカメラも発売されていた。本機はリコー株式会社から110フィルム発表(1972年)翌年に発売された110カメラである。ピント合わせはゾーンフォーカス式、プログラムEE用にMR9電池が必要である。ファインダー内には露出計の指針、ゾーンマーク表示がある。アクセサリーシューはないが、代わりにマジキューブを使用するための接点がある。巻き上げは下部のレバーで1回で巻き上げられる。レンズ横には±1の補正が出来るダイヤルがあるが、小さいため正直使いにくい。
 110カメラは後期~末期には簡易で安価なおもちゃのような製品が多かったが、発表された頃は本機のように作り込まれたカメラも多かった。
 ちなみに初代「写ルンです」は110フィルムを使用していたのは有名な話である。

2019/11/12

CONCORD Eye-Q 5062AF

今日のジャンク品は……
CONCORD Eye-Q 5062AF
背面は一般的な配置。連写とセルフタイマー
を個別にするより露出補正を入れてほしいところ
安心の単三電池仕様だが、燃費は悪い
2004年に発売された「CONCORD Eye-Q 5062AF」。有効画素数 500万画素、レンズは35 mm換算で48 mm相当、絞りはF3。 最大6倍のデジタルズームを搭載する。電源に単3形電池を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリ16 MB)の他、2 GBまでのSDカードに対応する。本機はイトーヨーカ堂との共同開発として販売された。価格は19,800円と廉価なデジカメである。大きめのズームレバーであるが、デジタルズームであるから実用上は2~3倍まで。「起動が遅い」「もっさり動作」「フラッシュモードは記憶しない」など廉価カメラでよくある使いにくさ。画角も狭く、48 mmではマクロはいいが室内撮影では画角の狭さを感じるだろう。QVGAサイズの動画(AVI)も撮影できる。2GBのカードでの動画録画時間は、約7520秒(2時間5分20秒)である。単三電池仕様だが燃費は悪いようである。レビューサイト (ITmedia PC USER HP より)を見ると電源オフにしても電流が流れているそうだ。電池入れっぱなしはやめておこう。

2019/10/28

minolta HI-MATIC F

今日のジャンク品は……
minolta ハイマチック F
下のレバーはセルフタイマー。軍艦部の赤ランプは
バッテリーチェックと警告ランプを兼ねている
GN設定は7から56まで7段階で設定可能
1972年に発売された「ミノルタ ハイマチックF」。搭載レンズはMINOLTA ROKKOR 38mm F2.7。電源に水銀電池NR52を2個使用する(LR44 2個+アダプターで代用可能)。シャッター速度は4秒~1/700秒。電源がないとシャッターロック機能によりシャッターは切れない。アクセサリーシューにフラッシュを接続すると、自動的にフラッシュマチック機能が働く。GN設定は7から56まで7段階で設定する。距離計は二重像合致式連動距離計付き、ISO感度設定は25から500まで1/3段階で設定できる。鏡胴部にある細い金属レバーはセルフタイマーである。レバーが小さいため、レバーの動作が堅い場合、指と爪の間を切ることがある(現に何回か切ったことがある)ので注意が必要である。
 このカメラとコニカC35はフィルムコンパクトカメラの中でも一番のデザインと思っている。レンズ性能も含めてどちらも優劣はつけがたいが、バッテリーの入手性を考えるとコニカC35の方がいいだろう。ただしフィルムカメラを簡単に楽しみたいならどちらを入手しても後悔しないはずだ。

2019/10/21

Konica C35

今日のジャンク品は……
Konica C35
Konica C35 ジャーニーコニカ(リンク先:Kenko Tokina HP)
プログラムAEを示すAUTOとB(バルブ)
GNの設定はギザ矢印の指標を
GNの数字に合わせる
 1968年に発売された「コニカC35」。愛称は「ジャーニーコニカ」。レンズはHEXANON 38mm F2.8。電源にMR44×1個使用するが、LR44で代用がきく。シャッター速度は1/30~1/650秒で、B(バルブ)が搭載されている。フラッシュマチック機能があり、X=1/25秒となっている(取扱説明書より)。GNは10から56まで6種類に対応し、設定に応じて撮影可能な距離が制限される。距離計は二重像合致式連動距離計、ISO感度は25から400までとなっている。無駄のない洗練されたデザインはコンパクトカメラのイメージにぴったりである。このカメラ、実は物心ついたときから家で使用されていたカメラである。1968年発売であるから産まれる頃に購入されたのだろう。中学性の時に家用はコンパクトAFカメラに買い換えたので、これをもらったのである。高校時代はこのカメラをずっと使用していた。50年近く経てへこみやモルトの劣化があるにもかかわらず、今でも電池を入れれば正常に動くのが奇跡である。



2019/10/15

Konica K-mini

今日のジャンク品は……
Konica K-mini
オートローディング、DXコードに対応する
1995年に発売された「コニカ K-mini」。レンズはコニカレンズ、28 mm F6.7、電源にCR123A (DL123A)1本を使用する。固定焦点で焦点距離は 0.9 m ~ 無限大、自動露出(2段階)、DXコード対応(ISO100, 200, 400)、内蔵フラッシュはおおよそGN14。大ヒットしたコニカ Big miniの外観を元に機能を大幅に簡素化した固定焦点カメラとして発売された「コニカ K-mini」。後継機である「コニカ K-mini Super」には日付移し込み機能が追加された。
バッテリー装填は底面から。三脚穴はない
いわゆる固定焦点の安価なカメラではあるが、広角なレンズと明るめのレンズ(レンズ付きフィルムはF10 前後)、DXコード、オートローディングに対応している。
一方で、フラッシュはオートのみで強制発光、発光停止も出来ず、途中巻き戻しも出来ない。そのため失敗は少ないが、意図した写真は撮れないので、割り切りが必要である。三脚穴も省略されているが、そもそもセルフタイマーがないため、問題はないだろう。私はBig minっぽいから面白がって新品を買ったのだが、一体どのような層を対象にしているのだろうか。

2019/10/09

Panasonic DMC-F7

今日のジャンク品は……
Panasonic LUMIX DMC-F7
DMC-F7 商品概要(Panazonic)
レンズカバーもアルミ製、開閉時の動きは軽快だ
2001年に発売された「LUMIX DMC-F7」。有効画素数 200万画素、レンズはライカDCバリオ-エルマリートレンズ、35 mm換算で 35~70 mmに相当の2倍ズーム、F値は、F2.8~4.0。最大2.5倍のデジタルズーム(VGA時)を搭載する。電源に専用充電池 DMW-BC7 を使用する。記録媒体は 2 GBまでのSDカードに対応する。
背面は標準的な仕様
LUMIX銘を冠する最初のデジカメである。それまでのPanasonicデジカメと異なり、かなりスマートなボディ、アルミボディはヘアラインのある美しい外観である。電源レバー(レンズカバー開閉を兼用)はカメラ前面にあり、上面部はシャッターボタンと再生モード切替レバーのみである。背面構成は当時一般的で迷うことはない。レンズは無理のない2倍ズーム及びF値で、レンズ性能は今でも十分通用する。写真のデジカメはバッテリー/メモリーカードスロットのロック解除レバーが壊れているが、使用に影響はない。本機の専用バッテリーはシリーズ中でも互換性がほとんど無く、入手も困難である。幸い外部電源入力端子は極性統一プラグ DC 5V 仕様なので、汎用ACアダプターで使用できるのが救いだ。

2019/10/01

Panasonic LUMIX DMC-LS1

今日のジャンク品は……
Panasonic LUMIX DMC-LS1-T(ブロンズ)
Panasonic DMC-LS1 商品概要
背面液晶は2型。
光学ファインダーは省略された
LUMIX共通の操作しやすい軍艦部
2005年春に廉価機種として発売された「DMC-LS1」。有効画素数400万画素、レンズにはライカDCバリオレンズ 35~105 mm相当の3倍ズーム、F値は、F2.8~5。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源に単3形電池(オキシライド乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池)を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(14MB)の他、2GBまでのSDカードに対応する。乾電池が収納されているグリップのホールディングはなかなか良い。
シルバーとブロンズの2機。シルバーは
自己修理で正常に動作するようになった。
廉価機で初めて光学式手ぶれ補正機能を搭載した。手ぶれ補正機能は必須の機能である。その後現在のデジカメ、スマホのカメラには手ぶれ補正が標準装備されたことからもその有用性がよくわかる。手ぶれ補正機能を切るのは、三脚使用時と、故意にブレを入れたい時くらいである。Panasonicの手ぶれ補正機能には2つのモードがある。撮影前から常時補正する「MODE 1」、シャッターが切れる瞬間に補正する「MODE 2」である。補正機能が強く働くのはMODE 2とされ、通常はこちらの使用を推奨する(初心者用の簡単モードでMODE 2に固定することからもわかる)。本ブログの写真のほとんどはこのカメラで撮っている。手頃な画像サイズと手ぶれ補正機能、単三電池駆動、SDカード対応と十分な機能が備わっているためである。
 ところで所有している2台の内、1台は電源スイッチ不良で、電源を切ることが出来なかった。だめ元で分解し電源スイッチに極少量の5-56をさしてしばらく放置した。ある日何気なく電池を入れたところ、正常に動作していることに気付いた。また故障するかもしれないが、それまで物撮りカメラとして活躍するだろう。

2019/09/17

Kenko DSC517

今日のジャンク品は……
Kenko DSC517 SV(シルバー)
トイデジであることを感じさせる
明朝体の日本語フォント
珍しい三点ゾーンフォーカス
フラッシュはマクロでは発光しない
DSC517 SVは光学製品専門メーカーのKenko(ケンコー・トキナー)から発売された500万画素搭載デジカメである。SVは型番ではなく色番(シルバー)である。EXIFデータを見るとSyntek TPE 製model STK1201というデジカメが元になっている。一般的にはトイデジカメというジャンルに分類される。FinePix S9000のズーム画像と比較した結果、画角から搭載レンズはだいたい50 mm 相当と思われる。AFは搭載されていない。トイデジカメで一般的なマクロ、無限大の二点ではなく、デジカメでは珍しい三点ゾーンフォーカスを採用している。ただし、その効果は疑問が残る。デジタルズームとして8倍まで対応しているが、実用的なのは2倍までだろう。起動後の動作は緩慢で、シャッターを押してから撮影までタイムラグがある。
 一見するとなんとなくEXILIMっぽい雰囲気がある。ただし手に取れば縁日のおもちゃでありそうなチープさである。ちなみに購入時の動作確認では動かなかったが、家に持ち帰り、奥の電池接点を少し起こすと無事起動した。電池接点の接触不良だったようだ。最近こういった安価なデジカメのジャンクはなかなか入手できなくなってきた。寂しい限りである。




2019/09/09

CASIO EXILIM ZOOM EX-Z110

今日のジャンク品は……
CASIO EXILIM ZOOM EX-Z110
カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト | 製品情報
EXILIMでは珍しい?背面のコマンドダイヤル
2006年頃に発売された「 EXILIM ZOOM EX-Z110」。撮像素子は600 万画素、38~114 mmまでの3倍ズームを搭載している。記録媒体は2GまでのSDカードで、SDHCカード以降には非対応である。
乾電池が使えるEXILIMはおそらく
この機種だけ
前面は同社のEX-Z40とよく似ている。背面右上には撮影モードの切替ダイヤルがある。EXILIMではあまり見ないダイヤル式だが、他社にも似た操作性のデジカメがあるため、ある意味オードソックスな操作性に仕上がっている。本機の特徴は単三形電池が使えることである。しかもアルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、リチウム電池に対応した設定項目があり、正しく設定すれば、カメラは電池にあった最適な状態で動作し、結果的に電池の持ちも良くなるという。このカメラは学校・教育等対応モデルであり、一般には販売されていなかったようで、これを見つけたときは正直困惑した。EXILIMシリーズでは貴重な乾電池対応モデルだけに大切にしたい。


2019/09/02

FUJIFILM FinePix F710

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix F710
FUJIFILMニュースリリース
背面液晶は16:9のワイド液晶
4:3で撮影する場合は左右に余白ができる
ハイスペック機と感じさせるモードダイヤル
2004年春に発売された「FUJIFILM FinePix F710」。有効画素数620万画素(S画素:310万画素、R画素:310万画素)「スーパーCCDハニカムSR」を採用している。この撮像素子を使用しているのは前機種の「F700」と本機のみである。このCCDは性能が異なる310万画素の撮像素子2種類の組み合わせと画像処理で620万画素相当の画像を実現している。レンズはフジノンレンズ 32.5~130 mm相当の4倍ズーム、F値は、F2.8~5.6。最大2.2倍のデジタルズームを搭載する。電源にリチウムイオンバッテリー NP-40を使用する。記録媒体は512MBまでのxDピクチャーカードに対応する。本機はワイド液晶モニターを搭載し、一般的なアスペクト比4:3の撮影の他に、16:9でのワイド撮影に対応した。この売りにしているワイド撮影機能は、4:3で撮影した画像の上下左右をカットして16:9にする「疑似ワイド撮影」である。フィルムカメラ時代の「パノラマ写真」を知っている世代ならわかるだろう。残念なことに広角側が32.5 mmしかないため、思ったほどワイド感は感じない。
レンズ横にはコンティニアスAFボタン
前機種「F700」と本機は不遇のデジカメである。F700はスーパーCCDハニカムSRの製造遅れにより発売が延期したあげく、そのCCDも不良でリコールとなった。対策された本機でもネット上には一部にCCD不良があったり、動画撮影の不具合、シャッター不良などとトラブルの報告が多い。正常動作する機体を見つけたら丁寧に扱いたいものである。




2019/08/26

NIKON COOLPIX L2

今日のジャンク品は……
NIKON COOLPIX L2
NIKON COOLPIX製品一覧 (旧製品)
背面液晶のサイズは2型。
購入時に電池室の本体ロック受け部分が
破損していたため、造形補修した。
 2006年に発売された「NIKON COOLPIX L2」。単三電池使用のエントリー向けコンパクトデジタルカメラである。有効画素数 600万画素、レンズはズームニッコール 38~118 mmに相当する3倍ズーム、F値は、F3.2~5.3。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源に単3形電池を 2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(23 MB)の他、2 GBまでのSDカードに対応する。カード挿入口と電池室は別になっている。背面の操作はシンプルであるため、操作に戸惑うことはないだろう。本体カラーは白のみで塗装皮膜はかなり丈夫である。
 本機は、本体側の電池室ロック受け口が破損し、ロック爪がかからない状態であった。NIKONの他のデジカメから似た形状の受け口をシリコンで型取りし、造形補修をした。今回はかなり綺麗に修復できた。トップ写真は既に修理済みである。電池室にすきまが僅かに残ったが、この程度であれば問題ないだろう。こういった造形補修できれば、ジャンクデジカメの楽しみも増えると思う。

2019/08/13

千代田光学 minolta-16

今日のジャンク品は……
千代田光学 minolta-16(黒)
フィルムカウンターはギアによる逆算式
フィルム交換時に手動でセットする
絞りはF3.5、4、5.6、8、11
シャッター速度は1/25、1/50、1/200
1957年に千代田光学(後のミノルタカメラ、現コニカミノルタ) より発売された「minolta-16」。本機はminolta-16として最初に発売された機種である。レンズは固定焦点式 ロッコール25 mm F3.5、35 mm換算だと約63 mmぐらいか。フィルムは専用16mmフィルム(14 mm x 10 mm)を使用する。ファインダーはガラスの素通しである。豆カメラながらシンクロ接点が備わっている。絞りは5段階、シャッター速度は3速のダイヤル切替え式。シャッターはレンズ前にあり、シャッターがチャージされると青い点が見える。シャッターチャージとフィルム巻き上げはカバーの開閉で行われる。閉じるとフィルムの給装とシャッターチャージがされる。そのためカバーを開けば直ぐに撮影が可能である。ただし、いったん開いた後、撮影せずにカバーを閉じるとフィルムが1枚無駄になるため注意が必要である。
このカメラは小さいながら重量感もあり、機械部分も作り込まれている。フィルムは入手困難だが、持ってるだけで楽しいカメラである。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...