2019/05/27

YASHICA ELECTRO 35 GX

今日のジャンク品は……
 YASHICA ELECTRO 35 GX
このカメラにはゾーンフォーカスの
ピクトグラムシールが貼られていた
本来はHM-N(NR52)型水銀電池2個使用する。
代替として片側にLR44 2個、片側にダミーを入れる
1975年発売の連動距離計付きEEカメラであり、当該シリーズ最終機種。使用電源はHM-N(NR52)型水銀電池2個。代替電池で動作確認すると、ISO感度(設定値は25~800まで可)の変更に合わせシャッター速度がきちんと変化する。動作・速度の精度については不安が残るが少なくとも露出計は生きていた。暗いところに強いエレクトロシリーズで、搭載レンズもカラーヤシノンDX 40 mm F1.7と明るいレンズが搭載されている。ピント合わせは二重像合致式で、パララックス補正のため焦点距離に合わせてファインダー内のブライトフレームも移動する。
 絞り部分のピクトグラムは、赤線部にそれぞれのピクトグラムを合わせるとAE撮影となる。露出の過不足はファインダー内、もしくはアクセサリーシュー横に表示される。
購入機にはピントリンクにもゾーンフォーカスに沿ったのピクトグラムシールが貼られていて、マークを合わせるだけで初心者でも簡単に使えるようにされていた。
 本体前面にあるAE/AFロゴは
AUTOMATIC EXPOSURE」,「AUTOMATIC FLASH EXPOSURE」
の略である。ただし、「AUTOMATIC FLASH EXPOSURE」が働くのは専用フラッシュを使った場合のみなので注意が必要である。

2019/05/21

OLYMPUS CAMEDIA C-300 ZOOM

今日のジャンク品は……
OLYMPUS CAMEDIA C-300 ZOOM
オリンパス ニュースリリース
背面色はブロンズ。視認性はよい
液晶には多数の白点が出ていた
2002年発売のCAMEDIA C-300 ZOOM。300万画素撮像素子に36mm~100mm相当の2.8倍ズームレンズを搭載している。このズームレンズはインナーズームであるため、写真以上にレンズはせり出さない。記録媒体はスマートメディア、電源は単三電池4本を使用する。HPには初めてバーチャルダイアルを採用した機種との記載がある。
スライドカバーを開くと必ずポップアップする
フラッシュ。しまうときは手で閉じる必要がある
本体の大きさは、CAMEDIA C-2 ZOOMより一回り大きい。本体前部はシルバー、背部はブロンズ、レンズカバーはシャイニーシルバー(メーカーHPより)である。
 レンズカバーはロックがかかる右端まで完全に開かないと電源が入らない。また、少しロックが外れる電源が落ちるため、撮影中にレンズカバーを動かさないように注意したい。欠点と思えるのはフラッシュが使用の有無に関係なくスライドカバーを開くと必ずポップアップすること。またカバーを閉じれば収納されるのならまだいいが、実際の収納はカバーを閉じれた後に手動で閉じなければならない。レンズとフラッシュを離すための仕様なのだろうがやめて欲しいものである。

2019/05/17

SANYO DSC-X1250

今日のジャンク品は……
SANYO DSC-X1250(シャンパンゴールド)
デジタルカメラ DSC-X1250(N) 商品概要 |
 デジタルカメラ(三洋) | Panasonic
背面液晶は2.7型と十分
2009年に三洋電機よりコンパクトデジタルカメラ事業へ再参入した際に発売された1210万画素デジタルカメラ。35 mm~105 mm 光学3倍ズームを搭載している。記録媒体はSDカード。
 一見するとLUMIXかEXILIMを思わせるデザインである。本体はかなり薄く作られている。黒いレンズ部は本体のカラーとマッチしているとは思えない。
厚みは17 mmと薄め
Web上ではこの機種特有の症状として背面液晶に黒い円形の液晶漏れが起こりやすいそうである。購入後に知って心配していたが、今のところ当機にはない。液晶漏れ位置が似通っているところから、おそらく内部構造の欠点だろう。傷、汚れを防ぐ保護フィルターでは効果は無いと思われる。
 また、本機は「しゃべる」機能がついていてびっくりした。初心者には必要なのかもしれないが、多くの人でBEEP音、シャッター音と共に最初に止めた機能だろう。

2019/05/13

MINOLTA Hi-MATIC AF-D

今日のジャンク品は……

MINOLTA Hi-MATIC AF-D
レンズカバーを装着したところ
※5月13日(月)一部更新
MINOLTA Hi-MATIC AFにデート機能が追加されたコンパクトカメラ。当時のコンパクトカメラのジャンク品は、大抵液漏れによる損傷が多いが、本機は裏蓋のモルト劣化以外は損傷がなく、レンズカバーも付属していた。
 AFモジュールはパッシブ式AFで、フォーカスロックはないようだ。半押しでピント合わせを行い、全押しするとレンズがピント位置まで駆動して露光する。今とは駆動のタイミングが異なる。ピントが狙ったところに合っているかは、ファインダーではわからないため、確認は現像するしかない。
軍艦部
フィルム感度設定はISO25から400。感度の設定変更はレンズ周りのダイヤルで変更する。ASA(アメリカ規格協会、今のANSI)表記も記載されているがISO(国際標準化機構) と内容は同じ。レンズ部下部の小さいレンズはAE センサーである。電源は単三乾電池2本を使用し、電池がなければシャッターは切れない。
本機は初心者向けの仕様としてフィルムを装着後、カウンターの数字が”1”になるまで、シャッターボタンがロックされて巻き上げしかできない。この仕様を知らなければ故障していると勘違いしやすい。
 搭載レンズは38 mm F 2.8と標準的な準広角で使いやすい。46 mmフィルターが使用でき、レンズ、AEセンサーをカバーするが、フィルム感度設定を変更する際は外す必要がある。
 本機のデート機能設定は手動ダイヤル式。巻き戻しクランクのDATE ONでフィルム面に露光される。内容は年(81-95)、月(1-12,A-J)、日(1-31)の設定およびブランク(露光なし)である。右の"DATE RELEASE"を押すと日付設定窓の照明がつき、ボタンを押しながら各日付のダイヤルを回して設定する。現在では使い道がないためか、本機能の有る機種の方がジャンク品では安かったりする。

2019/05/12

屈曲光学系を採用したデジカメ

屈曲光学系を採用したデジカメ

 各メーカーが発売した屈曲光学系を採用したデジカメのうち、手元にある4台を並べた。
こうしてみると基本的な形態はほぼ同じなことがわかる。Dimage 以外は電源スイッチを兼ねるスライド式レンズカバーを採用している。Dimage のみ光学ファインダーが併設されている。

2019/05/09

FUJIFILM FinePix Z5fd

今日のジャンク品は……
FUJIFILM FinePix Z5fd(チョコブラウン)
FUJIFILMニュースリリース
背面液晶は大きい
一時期、屈曲光学系を採用したデジカメが流行した時期がある。間違えやすいが「屈折光学系」ではなく「屈曲光学系」である。屈曲光学系デジカメは本機種の他に「DimageXt」、「Cyber-shot DSC-T1」、「EXILIM EX-V8」を所有している。このうち「DimageXt」は新品で購入し、バッテリーが寿命になった最近まで現役だった。
スライドカバーで電源が入るとZ5の文字が光る
本機の撮像素子は630万画素、36~108mm相当のフジノン光学3倍ズームを採用している。レンズ位置はDimageXtと同じく本体左上に配置されている。
 レンズカバーを左にスライドさせると、LEDにより「Z5」の部分が5秒間光る仕様になっている。開閉は重く、カバーが滑るのと引っかかりが小さいので、やりづらい印象だ。
  ただ、この本体カラーはかなり気に入っている。背面がシルバーなのが残念かな。
C-300ZOOMは逆のカラーリングである。このあたりメーカーの考え方の違いだろうか


2019/05/05

MINOLTA Dimage Xt

今日のジャンク品は……
MINOLTA Dimage Xt(ビターブラック
ケンコー・トキナーHP「Camera History
背面液晶は珍しくほぼ中心に位置する
 このデジカメ、正確にはジャンクではないが、ジャンク品も買ったので紹介する。
Minoltaから発売されたこの屈曲光学系デジカメは、320万画素と37~111mm相当の光学3倍ズームを搭載している。
正面のロゴはネックストラップ使用時に正しくなるように配置されている。電源ボタンはくぼんでおり、少々押しづらい。
シルバーはジャンクで背面液晶が黄変
生産国がビターブラックは日本、シルバーは韓国
ズームは上下レバー式、左右のボタンは初期設定で露出補正になっている。この辺りはカメラメーカーらしい。
 DimageXtは2台所持しているが、ビターブラックは発売日に買った、最近まで愛用機だった。背面液晶の黄変は見られない。
 シルバーの方はジャンク箱から拾ってきたものである。こちらは背面液晶が黄変している。今製造国を確認したらこちらは韓国製だった。(ビターブラックは日本製)おそらく後期生産品だろう。液晶も製造メーカが異なるかもしれないが、それにしても後期生産品が先に液晶が劣化するのは、使用状況や保管状況の違い以外になにかあるのではと勘ぐってしまう

2019/05/01

OLYMPUS μ1060

今日のジャンク品は……
OLYMPUS μ1060
オリンパス ニュースリリース
大きな背面液晶はやはりうれしい
指紋がつきやすいのはしかたないのか
μ(ミュー)のブランドを掲げながら、一般的なデジカメの形状に近い μ1060。撮像素子1,000万画素、37~260 mmに相当する7倍ズームレンズ、手ぶれ補正機能に顔認証と機能はてんこ盛り状態である。
microSDを使用するためのアダプタ
背面の大部分を占める液晶画面は既に黄変が始まっている。液晶の劣化は仕方ないが、もっと古いデジカメの液晶は小さい画面でありながら黄変しているのが少ないのはなぜだろう。また、画面は非常に指紋がつきやすく、目立つので保護フィルターは必須である。
 このデジカメに使用する記録媒体は、基本的にxDピクチャーカードであるが、専用アダプタで、microSDが使用できる。ジャンク品であるが、アダプタもきちんと付属していた。前所有者もmicroSDを使用していたのだろう。記録媒体に困らないのがうれしい。
 このアダプタ、形状をみてもわかるように、対応している「オリンパスのデジカメ」以外では使用できないことを強調した造りになっている。なのに他で使えないと文句を言ってる人たちがいる。困ったものである。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...