2019/10/28

minolta HI-MATIC F

今日のジャンク品は……
minolta ハイマチック F
下のレバーはセルフタイマー。軍艦部の赤ランプは
バッテリーチェックと警告ランプを兼ねている
GN設定は7から56まで7段階で設定可能
1972年に発売された「ミノルタ ハイマチックF」。搭載レンズはMINOLTA ROKKOR 38mm F2.7。電源に水銀電池NR52を2個使用する(LR44 2個+アダプターで代用可能)。シャッター速度は4秒~1/700秒。電源がないとシャッターロック機能によりシャッターは切れない。アクセサリーシューにフラッシュを接続すると、自動的にフラッシュマチック機能が働く。GN設定は7から56まで7段階で設定する。距離計は二重像合致式連動距離計付き、ISO感度設定は25から500まで1/3段階で設定できる。鏡胴部にある細い金属レバーはセルフタイマーである。レバーが小さいため、レバーの動作が堅い場合、指と爪の間を切ることがある(現に何回か切ったことがある)ので注意が必要である。
 このカメラとコニカC35はフィルムコンパクトカメラの中でも一番のデザインと思っている。レンズ性能も含めてどちらも優劣はつけがたいが、バッテリーの入手性を考えるとコニカC35の方がいいだろう。ただしフィルムカメラを簡単に楽しみたいならどちらを入手しても後悔しないはずだ。

2019/10/21

Konica C35

今日のジャンク品は……
Konica C35
Konica C35 ジャーニーコニカ(リンク先:Kenko Tokina HP)
プログラムAEを示すAUTOとB(バルブ)
GNの設定はギザ矢印の指標を
GNの数字に合わせる
 1968年に発売された「コニカC35」。愛称は「ジャーニーコニカ」。レンズはHEXANON 38mm F2.8。電源にMR44×1個使用するが、LR44で代用がきく。シャッター速度は1/30~1/650秒で、B(バルブ)が搭載されている。フラッシュマチック機能があり、X=1/25秒となっている(取扱説明書より)。GNは10から56まで6種類に対応し、設定に応じて撮影可能な距離が制限される。距離計は二重像合致式連動距離計、ISO感度は25から400までとなっている。無駄のない洗練されたデザインはコンパクトカメラのイメージにぴったりである。このカメラ、実は物心ついたときから家で使用されていたカメラである。1968年発売であるから産まれる頃に購入されたのだろう。中学性の時に家用はコンパクトAFカメラに買い換えたので、これをもらったのである。高校時代はこのカメラをずっと使用していた。50年近く経てへこみやモルトの劣化があるにもかかわらず、今でも電池を入れれば正常に動くのが奇跡である。



2019/10/15

Konica K-mini

今日のジャンク品は……
Konica K-mini
オートローディング、DXコードに対応する
1995年に発売された「コニカ K-mini」。レンズはコニカレンズ、28 mm F6.7、電源にCR123A (DL123A)1本を使用する。固定焦点で焦点距離は 0.9 m ~ 無限大、自動露出(2段階)、DXコード対応(ISO100, 200, 400)、内蔵フラッシュはおおよそGN14。大ヒットしたコニカ Big miniの外観を元に機能を大幅に簡素化した固定焦点カメラとして発売された「コニカ K-mini」。後継機である「コニカ K-mini Super」には日付移し込み機能が追加された。
バッテリー装填は底面から。三脚穴はない
いわゆる固定焦点の安価なカメラではあるが、広角なレンズと明るめのレンズ(レンズ付きフィルムはF10 前後)、DXコード、オートローディングに対応している。
一方で、フラッシュはオートのみで強制発光、発光停止も出来ず、途中巻き戻しも出来ない。そのため失敗は少ないが、意図した写真は撮れないので、割り切りが必要である。三脚穴も省略されているが、そもそもセルフタイマーがないため、問題はないだろう。私はBig minっぽいから面白がって新品を買ったのだが、一体どのような層を対象にしているのだろうか。

2019/10/09

Panasonic DMC-F7

今日のジャンク品は……
Panasonic LUMIX DMC-F7
DMC-F7 商品概要(Panazonic)
レンズカバーもアルミ製、開閉時の動きは軽快だ
2001年に発売された「LUMIX DMC-F7」。有効画素数 200万画素、レンズはライカDCバリオ-エルマリートレンズ、35 mm換算で 35~70 mmに相当の2倍ズーム、F値は、F2.8~4.0。最大2.5倍のデジタルズーム(VGA時)を搭載する。電源に専用充電池 DMW-BC7 を使用する。記録媒体は 2 GBまでのSDカードに対応する。
背面は標準的な仕様
LUMIX銘を冠する最初のデジカメである。それまでのPanasonicデジカメと異なり、かなりスマートなボディ、アルミボディはヘアラインのある美しい外観である。電源レバー(レンズカバー開閉を兼用)はカメラ前面にあり、上面部はシャッターボタンと再生モード切替レバーのみである。背面構成は当時一般的で迷うことはない。レンズは無理のない2倍ズーム及びF値で、レンズ性能は今でも十分通用する。写真のデジカメはバッテリー/メモリーカードスロットのロック解除レバーが壊れているが、使用に影響はない。本機の専用バッテリーはシリーズ中でも互換性がほとんど無く、入手も困難である。幸い外部電源入力端子は極性統一プラグ DC 5V 仕様なので、汎用ACアダプターで使用できるのが救いだ。

2019/10/01

Panasonic LUMIX DMC-LS1

今日のジャンク品は……
Panasonic LUMIX DMC-LS1-T(ブロンズ)
Panasonic DMC-LS1 商品概要
背面液晶は2型。
光学ファインダーは省略された
LUMIX共通の操作しやすい軍艦部
2005年春に廉価機種として発売された「DMC-LS1」。有効画素数400万画素、レンズにはライカDCバリオレンズ 35~105 mm相当の3倍ズーム、F値は、F2.8~5。最大4倍のデジタルズームを搭載する。電源に単3形電池(オキシライド乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池)を2本使用する。記録媒体は内蔵メモリー(14MB)の他、2GBまでのSDカードに対応する。乾電池が収納されているグリップのホールディングはなかなか良い。
シルバーとブロンズの2機。シルバーは
自己修理で正常に動作するようになった。
廉価機で初めて光学式手ぶれ補正機能を搭載した。手ぶれ補正機能は必須の機能である。その後現在のデジカメ、スマホのカメラには手ぶれ補正が標準装備されたことからもその有用性がよくわかる。手ぶれ補正機能を切るのは、三脚使用時と、故意にブレを入れたい時くらいである。Panasonicの手ぶれ補正機能には2つのモードがある。撮影前から常時補正する「MODE 1」、シャッターが切れる瞬間に補正する「MODE 2」である。補正機能が強く働くのはMODE 2とされ、通常はこちらの使用を推奨する(初心者用の簡単モードでMODE 2に固定することからもわかる)。本ブログの写真のほとんどはこのカメラで撮っている。手頃な画像サイズと手ぶれ補正機能、単三電池駆動、SDカード対応と十分な機能が備わっているためである。
 ところで所有している2台の内、1台は電源スイッチ不良で、電源を切ることが出来なかった。だめ元で分解し電源スイッチに極少量の5-56をさしてしばらく放置した。ある日何気なく電池を入れたところ、正常に動作していることに気付いた。また故障するかもしれないが、それまで物撮りカメラとして活躍するだろう。

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...