今日のビデオカメラは……
NHJ Che-ez! Movix
|
モニターはここまで 回転機能はない |
2002年に発売された「NHJ Che-ez!Movix(チーズ モビックス)」。有効画素数131万画素、レンズ35 mm換算で 43 mm F3.5。デジタルズームは最大2倍、マクロモード、手振れ補正機能はない。最短撮影距離は1.1m。電源は単3型電池 2本。記録媒体は内蔵メモリー(8MB)の他、128MBまでのSDカードに対応する。
「Che-ez!(チーズ)」シリーズの中で、動画撮影をメインとした機種で、見た目はDVカメラである。
|
グリップ部には撮影ボタンと 録再モード切替レバー |
液晶モニターは1.6型
で回転機能はない。グリップ側の撮影ボタンの前には
録再モード切替レバーが配置されている。その他の操作部は背面に集中する。ボタンは電源、モニター表示切替、モード切替、決定の4つ。十字キーの割り当ては上下がデジタルズームおよび選択、右が設定画面、左が戻るである。本体は(W)41mm x (H)74mm x (D)100mm とコンパクトである。私の場合、カメラを構えると親指の先端がMキー、撮影ボタンは人差し指の第一関節下にくるため、操作は少々窮屈であった。
|
操作性、応答性は悪い 日本語には非対応 |
電池室とSDカード室は本体底面部に分かれて配置されている。なお30秒間操作がないと電源が自動的に切れる(変更不可)。
安価な中華製デジカメなどでよくみる重いOSが使われており、しかも日本語非対応である。起動時間は実測で5~6秒(起動アニメーションはキャンセル不可)かかり、撮影モード選択メニューが毎回表示される。さらに撮影ボタンを押してから撮影が開始されるまで1秒ほどのタイムラグが存在する。デジタルズームはVGA動画以外で使用できるが、動作はガクガクでスムースさはない。
|
底面に電池室とSDカード室
|
動画フォーマットは Motion JPEG、モノラル音声のAVI形式、画面サイズはVGA, QVGA, QQVGA。最大フレームレートはVGAは秒間8コマ、QVGA, QQVGAは秒間15コマとビデオカメラの性能としては物足りない。静止画については131万画素を生かせるため(トイデジとしては)十分な画質が得られる。静止画サイズはSVGA (Fine, Super Fine)とVGA (Economy)。レンズが固定焦点なのは価格相応だろう。
旧HPの商品案内では静止画撮影機能を前面に出していた。低価格とはいえ動画カメラとするには性能不足と判断したのかもしれない。後発の「
ムービーキャリア」と同じビデオカメラ風デジカメとして使うほうがよさそうだ。
※無断転載禁止
Repost is prohibited !
0 件のコメント:
コメントを投稿