2021/06/11

acer Aspire Timeline AS3810T-PH22X その2

acer Aspire Timeline AS3810T-PH22X
  • LEDバックライト切れを起こしやすい液晶
モニタ下部ゴム足辺りにフレキケーブル
があり、圧力がかかると断線した
 AS3810T-PH22Xの液晶はバックライト切れをおこしやすい。このPCもバックライト切れしている。購入時搭載のAU Optronics製液晶はバックライトと基板をつなぐフレキケーブルが直線のケーブルを90度に折り曲げた構造的欠陥があり、ここに圧力が加わると容易に断線する。 
 液晶パネルの交換は詳細を記載したブログに沿えば容易に交換できる。本機のパネルはかなり早い段階で交換している。確かブログ記事にも記載されたLG Philips製互換パネルに交換したと思う。互換品は基盤の構造が異なるため、同様のトラブルは起きていない。
規格はDDR3 PC3-8500
4GBを2枚増設
  • メモリの最大容量は8GB
 AS3810Tの最大メモリ容量はカタログ上4GBである。しかしAS3810Tのチップセット Mobile Intel® GS45 Expressはデュアルチャネル対応、最大メモリ容量は8GBまでサポートしている。実際8GB(4GB X 2枚)まで増設し、正常に認識している。windows10 64bit版をインストールするなら8GBまで増設するといいだろう。
  • SSDへの交換の効果は大きい
換装した256GB SSD
黄色のプラ段は自作スペーサー 
 本機に搭載されていたHDDは東芝 HDD2H25 MK1655GSX 160GB 5400rpm である。今回 LEXAR NS100 256GB SSDへ換装した。OSはWindows10 64bit をクリーンインストールした。ハードウエア認証済のためSSDを交換しても再認証は不要である。HDDの9 ㎜厚に対しSSDは7 ㎜厚なので、HDDマウントに装着すると2㎜の隙間ができる。空いた隙間にはプラ段を挟んである。
上:HDD、下:SSD
のベンチマーク結果
 交換により起動速度、ログイン速度などのアクセスは確実に高速化した。実際、CrystalDiskMark 8.02で行ったベンチマーク結果を見ても高速化は明らかだ。読み書き速度はシーケンシャル約4~6倍、ランダム約45~68倍と特にランダム性能が飛躍的に向上した。SSD化の効果はメモリー増設の効果より体感しやすいだろう。このSSDの最大シーケンシャル速度は読取り550MB/sだが、ベンチマークの結果はそこまで届いていない。これはハードウエアの限界と思われる。
  • 結論
  OSの64bit化、搭載メモリの増設、SSDへの換装をした。搭載メモリの増設、SSDへの換装によりアクセス速度は向上しても、CPUの処理能力、メモリ帯域の速度が足を引っ張るかたちになっている。ブラウザによるWeb検索、閲覧はサイトによっては表示までに遅さもみられるが、オフィスソフトの使用、メール程度なら不満は感じないだろう。GIGAスクール構想の推奨PCほどの機能・能力はないが、小学生の学習用PCとしては十分だろう。サブPCとして使うなら、リモートデスクトップのクライアントPCとして使うなら十分使用可能である。

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