2020/02/04

OLYMPUS TRIP35

今日のジャンク品は……
 オリンパス トリップ35
オリンパス製品の歴史 オリンパストリップ35 (オリンパス HP)
ピント合わせは4点ゾーンフォーカス
鏡胴下面にゾーンマークに対応した焦点距離が記載
適正露出外ではファインダーに
警告表示(赤ベロ)が出る
1968年に発売された「オリンパス トリップ35」。レンズはOlympus D.Zuiko 40 mm F2.8。最短撮影距離は90 cm。絞りはA(オート)とF2.8~F22(手動絞り)、シャッタースピードは1/30秒・1/250秒(A)、 1/30秒(手動)。ISO感度設定はISO25~ISO400に対応する。巻き上げはノブ式、巻き戻しはクランク式、ピント合わせは目測式の4点ゾーンフォーカスである。オート露出はセレン光電池によるEEとなり、露出不足になるとファインダー内に機械式の赤い警告表示(赤ベロ)が下から現れると同時に、シャッターロックがかかる。鏡胴にある赤色表示(A,3m)を揃えることで、パンフォーカス的撮影が可能となる。ファインダーは固定ブライトフレーム表示で、絞りとゾーンマークを直視できる。オリンパスHPによると、発売から1988年までの20年間販売が続いたロングセラー機とのことである。本機は実際壊れにくく、実に販売から30年~40年近く経過し、ファインダーに曇りが見られる本機も、レンズの汚れは少なく、セレン光電池によるEEは生きており、露出不足による警告表示も正しく動作する。電池不要であるから液漏れ破損も無いことも大きい。マニュアル絞りはフラッシュ撮影のためにあり、シャッタースピードも1/30秒に固定される。なので露出の基本はオートであり、露出補正はフィルム感度の変更で行う。丈夫で壊れにくいカメラであるので初めてフィルムカメラを使う初心者にとっては気軽に使えるカメラだ。

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