2021/02/24

千代田光学 ミノルタオートコード L型

今日の一品は……
千代田光学 ミノルタオートコード L型 
ネームプレートの下に露出計
の受光部が配置されている
 1955年に発売された「ミノルタオートコード L型」。本機は6×6判二眼レフカメラで、レンズはロッコール75mm(35 mm換算で42mmに相当)、F値はF3.5。シャッター速度はB、1~1/500秒。国内モデルでは海外モデルにあるシンクロ切り替えレバーが省略されている。ピント調節はヘリコイドレバーによる直進繰出し式。セレン式露出計を名板下に内蔵し、露出調整はライトバリューシステムによる手動調整である。使用フィルムは120ロールフィルム、巻き上げはクランク式である。二眼レフカメラはファインダーと撮影レンズが分かれているもので多くは中判フィルムともいわれる120ロールフィルムを使用し、6x6の正方形フォーマットを採用している。「仮面ライダーディケイド」で主人公が二眼レフカメラを持っていることを知っている人も多いと思う。
露出計のライトバリュー値と指針は
本体左に配置
 二眼レフでは名機とされるミノルタオートコードの内、非連動ながら露出計を内蔵した最初のカメラが本機である。65年以上前の機体でありながら、経年劣化ゆえの外装剥がれやガタはあるものの、レンズの曇り、シャッターの粘りもほとんどなく、露出計も正常動作しているのはやはりメジャーメーカーのためだろうか。
 正方形フォーマットはInstagramの定番フォーマットとして盛り返している。二眼レフは撮影方法に癖があるものの、一度使用すればその魅力がわかると思う。安価な二眼レフもあるので、カメラマンを目指すなら一度は使ってみるといいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Kenko DSC880DW

今日のデジカメは……  Kenko DSC880DW (ケンコー・トキナー 旧製品ページ DSC880DW ) 設定画面は普通だけど 選択、決定の操作が独特  2013年発売の「ケンコー DSC880DW」。有効画素数800万画素、レンズは固定焦点式、35 mm換算で 14 mm...