2020/09/15

MINOLTA CLE

今日の一品は……
 MINOLTA CLE
(M-ROKKOR 40 mm F2 付 )
シンプルだがミノルタらしさが残る軍艦部。
レンズには専用フードを装着した。
下部には巻き戻しクランクと電池ボックス。
三脚穴の右端設置は残念なところ。
1981年に発売された「ミノルタ CLE」。ファインダーは実像式距離計付逆ガリレオ透視ファインダー、ブライトフレームは近距離パララックス自動補正付、ブライトフレームは28mm・40mm・90mmでレンズに応じた自動切換となる。シャッターは電子制御式横走フォーカルプレンシャッター、シャッター速度は1秒~1/1000秒、B、X(1/60)、レンズマウントはライカMマウントである。自動露出としてダイレクト測光による絞り優先AEを搭載している。ISO感度設定は ISO 25~1600、使用電池は SR44 または LR44 を2個使用する。
セルフタイマーを兼ねた電源スイッチは
賛否が分かれるところ。
本機は約40年前の製品ながら、クリアで明るいファインダーを今も維持している。手持ちのレンズはM-ROKKOR 40mmF2の標準レンズである。専用交換レンズは他に28 mm、90 mmが用意されている。このカメラには放電特性に優れ、液漏れリスクの低いSR44を推奨する。本体下部の電池ボックス近くのバッテリーチェックボタンを押すと、本体正面のセルフタイマーランプが点灯してバッテリー残量をチェックできる。三脚穴は右端に設置されているが、できれば光軸に沿って設置して欲しかったところ。セルフタイマーを兼ねた電源スイッチは本体に比べて安っぽく見え、高級感を損ねているようにみえる。
 測光方式はダイレクト測光である。レンズ側のシャッター幕には、ランダムドットパターンが印刷され、撮影時にも再度測光される。露出補正は±2段で設定できる。
 ミノルタの高級コンパクト機はこの後TC-1まで休止となる。値段もこなれてきているので、フィルムカメラを使うのであれば、一度手にしてはどうだろうか。

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